痛みと共に生きる 4

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シャ 「これがあれば島で逸れても再開できるはずだ…俺にできるのはこんくらいしかなねぇ…すまないな…」


『大丈夫！こんなすごいのあればふたりで一緒にいられるよ！ありがとう！』


ウタ 「ありがとうシャンクス！」


どうやら


ウタの機嫌も直った様子


ツンツン


『？？』


ベックマンに小突かれる


手招きをされたので


近寄ってみると


こっそりと


ベック 「その青いネックレスはお前の母親がしていたもんだ…お頭なりに色々考えてるんだろう…本人にとっても大事なもんだ…無くすなよ？」


他の人には聞こえない


ボリュームで耳打ちする


『お母さんの…』


手の中にあるネックレスが


先ほどとは違う


重みに感じる


シャンクスにとっても


きっと大切なものなのだろう


母とお揃いでつけていた


ネックレス


今となっては形見だ


それをAにくれた


これで


宝物が増えてしまった


フーシャ村に着く時に


貰った指輪


右手の薬指で


赤い石を光らせている


母の墓で貰った刀


腰に常に差している


シャンクスの指導もあり


もう手に馴染んだ


そしてこのネックレス


シルバーのデザインに


青い石が輝く


ベック 「どれ…付けてやろう…ほれ」


ベックマンが


Aの背後に周り


ネックレスの金具を留める


ベック 「似合うじゃねぇか…」


ポンポンと頭を撫でられる


ウタはシャンクスに付けてもらったようで


みんなに見せびらかしている


ウタ 「どう？似合う？シャンクスに貰ったんだよ！」


ベック 「A…そろそろ島が見つかる頃だろう…
準備の最終確認をしておこう」


Aはベックマンと共に


荷物の整理を始めた

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