痛みと共に生きる 4

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いつもならば


ウタの要求は


すぐに受け入れられて


買い物に飛び出したはずだが


今回は違ったようだ


シャ 「すまんなウタ…今はAの特訓中なんだ…
これが終わったら行くからな…ちょっと待っててくれ」


ウタ 「え…」


予想外の返答に


ウタは混乱する


ウタ 「訓練？Aの？何それ…そんなのしてるなんて聞いてない！」


シャ 「そりゃそうだ。お前が部屋にこもっている間に始まったんだからな…」


ウタ 「ずるい…」


シャ 「…へ？」


ウタ 「ずるい！！私もやる！！！」


シャ 「はあぁぁぁぁっ！！？？」


『！！！？？？』


服が汚れることはしないはずの


おしゃれな歌姫が


こんなことを言い出すなんて…


今日一番の驚きは


船中に響いた


シャ 「やるって言ったって…本気か？遊びじゃないんだぞ？汚れるし、疲れる…怪我もするかもしれない…
それでもやるのか？」


ウタ 「やる！Aだってやってるじゃん！私もできる！シャンクスが教えてくれるんでしょ？優しくしてね」


引く気はないようで


彼も流石に折れて


シャ 「すまんな…Aいいか？」


『うん…大丈夫…ウタも海賊だもんね…強くなった方がいいよ…』


突然のことに


驚いたが


さすが長年姉をしていただけある


すぐに了承して


受け入れた

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