かたおもいカップル【ツイステ】

22話 ページ25

最近こんな質問沢山されるけど、流行ってるの？？




『んー。あんまりわかんないや』




同じような説明ばかりするのも流石に飽き飽きしているので適当に受け流して笑う


もし今度他の人からこんな質問されたら学園放送使おうかな…



ジャック｢先輩ってちょっと変わってるって言われませんか？｣


『あはは失礼だなぁ〜

ジャミルには異常だの嫌いだの言われてるけど他の人には言われないかな』


ジャック｢そうなんすか｣




少し寂しそうな顔をするジャック君


何故彼がそんな顔をするのかは知ったことではないし彼のプライベートに必要以上に踏み込む訳にも行かないのでみ無かったことにして地上へ降りる



ジャック｢もう終わりなんですか？｣



まだ時間があるのに…とでも言いたげな彼に｢最近魔法使いすぎちゃってておばブロする訳にもいかないからごめんね。｣と嘘をついて地に座る




『ジャック君は時間まで飛んでおくといいよ』


ジャック｢ウッス｣




行ってらっしゃいと言えば軽く会釈して飛んで行ったジャック君

そんな彼の背中を見ながらふぅ、とため息をついて力を抜く


嘘をついたり、彼と別れたのに特に意味は無い。

強いて言うならもっと自分の感情についての質問されそうだったから逃げた。とかかな？


あの質問、色んな人に聞かれてきたから何度も同じ答えを言うのもめんどくさいんだよね




『あーあ。やだやだ』


ジェイド｢何がですか？｣


『彼氏の双子の片割れが気配消して後ろにいることとか？』



ぼそっと呟いたはずの独り言に帰ってきた返事に嫌味を入れて返す


ジェイド｢気配を消すなんて大層なことできませんよ｣




ニヤニヤ笑いながら私の隣に座るジェイド

ジェイドの目線の先にはフロイドと小エビチャンの二人。

絶対フロイド達の話してくるんだろうな…




ジェイド｢僕はてっきり嫉妬心から出てきた言葉だと思いましたよ｣



…ほらね？



『何を勘違いしているの？』



予想通りの言葉が来て少し呆れながら冷めた声で返す


ジェイドは最近私の嫉妬心やら危機感とやらについて話してくる


正直そういう質問はめんどくさいからやめて欲しい




ジェイド｢Aさんはとても面白い女性だと思います｣


『そっか』


ジェイド｢僕も家族になるのなら監督生さんよりAさんがいいですかね…｣


『知ってるよ』



そんな会話を何度か繰り返した後ジェイドは何を思ったのか少し身を乗り出して私の顔が真正面に見える位置に移動してきた



『どうしたの？』

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