幸運女子。とりあえず撃っとく【ワートリ】

1話 ページ2

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「ボーダーに入れば高校推薦が貰えるらしいよ」





「え、お給料も貰えて推薦も貰えるとか最高じゃん!」






始まりは、ある日耳に入った通りすがりの女の子達の話し声だった。




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約2年前。


人口28万人を要する三門市は突如現れた異世界の門(ゲート)から出現した後に近界民(ネイバー)と呼ばれる侵略者に蹂躙され恐怖に包まれた。


そんな中に現れた謎の一団は近界民(ネイバー)を撃退し、僅かな期間で巨大な基地を作り上げ、近界民に対する防衛体制を整えた


それが今で言う界境防衛機関【ボーダー】である。





『ふーん？』




現在中2の1月。


夏休みに受けた試験を合格して仮入隊をした私は正式入隊式に出席するためボーダーに向かう道中ネットでボーダーのことについて調べている


つってもボーダーには機密事項が沢山で情報規制もされているからネットで得られる情報なんてたかが知れてるけどね




まぁそんなこんなでボーダーにつきました。




めちゃくちゃ広いホールには私と同じ白い隊服を着ている同年代や年上の人が集まっている



超人多いし、めっちゃチラ見されんじゃん、しんど。



え？何故チラ見されるのかだって？




そんなの私が可愛いからに決まってるじゃん



モデルして小遣い稼ぎできるほどにはイイ女だよ私。




現実離れした顔面のパパママに感謝だね




ドヤ顔をしながらホールの隅に向かう



さすがにずっとチラ見されるのはいい気分じゃない。



どうせならチラ見よりかはガン見してほしい



視界の端でチョロチョロ顔だけ動かされるよりかは顔の向き固定してガン見される方がましだ



スマホを取り出してゲームアプリを開く


やっぱソシャゲしか勝たん




いい感じに指が温まってきた時、忍田さんというお偉いさんが現れ私達に祝福の言葉を送った


そしてその後は皆さんご存知イケメン嵐山さんとその仲間たち(雑)が登場して説明をしてくれた



嵐山隊すんごい目の保養だね





嵐山「左手の数字は君たちがそのトリガーをどれだけ使いこなせているかを表す数字だ。


その数字を4000まであげること。それがB級昇格の条件だ」



『わお3000。


私超有能じゃん！』

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