思ってたのと違う！！！！【2j3j/akn】 (ページ22)

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三枝先輩と一緒に校門を出た。辺りはもう暗く月が綺麗だった。

「先輩、月が綺麗ですよ」

「...はぇ！？」

「はい？」

「えっ、ぁえ、Aちゃん...？どういう意味かわかってる...？」

「え？いやだから、雲も何も無いし月が綺麗に見えますよねって」

「っああ...そっちね...」

と少ししょぼんとする三枝先輩。さっきから赤面になったり落ち込んだりと、表情がまるでジェットコースターのようだ。

「...月はずっと綺麗でしたよ」

「？そうですね、なにか意味が？」

「...んーん、なんも無いよ」

「俺こっちだから！また明日ね！」

「あ、はい！お疲れ様でした！」

じゃあね〜、と手を振りながら三枝先輩は行ってしまった。

最後めちゃくちゃ可愛かったな..三枝先輩は女だった...！？！

大スクープだよこれだれか週刊文春よんできて

「そういえば...意味調べてみよっかな」

帰宅し、夕食、入浴諸々を済ませ、ベッドへダイブした後。

「月が綺麗ですよ」
「月はずっと綺麗でしたよ」

この意味がなんやかんや頭にずっと残っていた。

「んー、、？」

なるほど〜...ねぇ、うん。

「...寝るか」

ちょっと三枝先輩が可哀想だなと思いつつ、可愛いなあとも思ってしまった。

寝よう。いや別に照れ隠しとかないけど。眠いだけだし。なんも無いし。

そう自分に言い目を閉じた

月が綺麗ですね「愛しています」
月はずっと綺麗でしたよ「ずっと前からあなたのことを愛してます」