雷 ページ38
蜜柑「なんや急にゲロ臭くなってきたなぁ」
貴方「もしかしたら、効果薄れてきたのかも」
今度はもっと強力なの作らないと
蜜柑「ルカぴょん！」
誰もいない廊下にルカが１人で立っていた
棗と一緒にいないなんて珍しい
ほら、2人っていつも一緒におるイメージがあるし
あれ？でも何でこんなところで...「多分お前、目つけられてる」
ルカ「学園に」
蜜柑「....は？.....何言ってんの？あんた」
ルカ「何でかは知らないけど、いくら、初等部だからって、まがりなりにもアリスならあんな程度の事で『星なし』なんかにならない
....ナルにしたって、ここの教師みんな、あんまり信用しない方がいいと思う
多分柚月も...それだけ言っとこうと思って」
そう言い残して、ルカは走って行ってしまった
一体何だったんだろう
目つけられてる....学園に？
ルカの言った言葉は、授業が始まった今でも頭に残っていた
神野「....２人して授業中ということをすっかり失念しているようだな」
((ﾟ□ﾟ;))ヤバイ....今、ジンジンの授業ってこと忘れてた
蜜柑「あ...その」ﾊﾞﾁｯ...！
貴方「蜜柑！！」
神野「お前達には言ってなかったが、私のアリスは『雷』でね
お前達のようなバカ者に罰を与える為によくこの力を使うことにしている」
何なん...
神野「私は秩序を乱すお前達のような人間が大嫌いだ.....昔、お前達と同じアリスを持った人間がいたが
図に乗った秩序を乱す愚か者で、挙げ句の果て、ろくな死に方をしなかった」
ざけんな....
貴方「ふざけんな！！
そんなのただの体罰でしょ！あんたが同じアリスを持った人を嫌っていて、それが私たちを嫌う理由なら、それはただの理不尽だ！」
神野「フンッ、お前の『無効化のアリス』とやらで反撃でもする気か？.....面白い」
ジンジンは、また雷で攻撃するつもりだ
まだ、上手く無効化を扱えないけど....いまは蜜柑を守らないと
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作者名：いちご大福 | 作成日時：2020年12月24日 0時
