マイペース少女 Ⅰ (ページ16)

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荒れたクラスページ16

いやいや
荒れすぎやろ

「あ...あの」

教室の光景に唖然としていると、真面目そうな人が話しかけてきた

委員長「初等部B組へようこそ、佐倉さんっ
僕、クラス委員の飛田裕です

こんなクラスで困惑しちゃってるかもしれないけど
困った事、分かんない事があったら何でもきいて下さい」

鳴海先生...

あの入学テスト....簡単そうじゃないのは
ウチのきのせいやろか？

「おい委員長っ
何だよこいつら」

いきなり話しかけてきたのは、空に浮いてる奴

委員長「あ...彼女達は」
「校門前で喋ってたのきいた。
ナルが連れてきた新入りらしーね」

蛍「浮遊力に超聴覚
ここでは別に取り立てて驚く程のアリスじゃないわよ」

蛍はそう言うけど

やっぱ、ビックリするよな
目の前で人が浮いてるわけで

蛍「蜜柑、柚月、あんた達がどんなアリス持ってここに来たかはしらないけど

１つだけ言っておく事があったわ

ここでは一切私達『他人』ってことでよろしくね
...私今年の『優等生賞』を狙ってるから」

優等生賞...？

蛍「厄介事には極力首を突っ込みたくないのよね
でも、柚月は関わってくれて構わないわ」

蜜柑「蛍...？」

蛍「ここは普通の学校とは違うし...
いろいろあると思うけど

ま、自分の力で頑張ってね」

そう言って、蛍はスタスタと自分の席に行ってしまった