放課後、教室にて【緑川リュウジ】 (ページ3)

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2話ページ3

Aside
風丸「なぁ、なんの本読んでいるんだ？」

ほおずえをつきながらこっちを向いた貴方に、ドキッとしてしまって。

A『ふぁっ、えっ、えと』

変な返し方になってしまった。うぅ、恥ずかしい...

風丸「ぷっ」

風丸「あははははっ、お前、面白いな」

笑っている姿もかっこいいな、なんて思ってしまって。

A『ご、ごめんなさい、私上手く話せなくて。私、人見知りで、あの、本当に』

風丸「いいって、気にするなよ。俺が話し相手になるから、それで練習すればいいんだ。」

風丸「俺は風丸一郎太。よろしくな。」

A『よ、よろしくねっ』

風丸「それで、お前の名前は…」

???「風丸、一丁前にナンパか？」

今度は緑のポニーテールの人。今日は何だか賑やかだなぁ。

風丸「違うぞ、特訓してるんだ。な、A！」

A『う、うん』

緑川「円堂みたいな事言ってるし…って、君、柊Aちゃんだよね？去年転校してきた」

A『私の名前知ってるの？』

緑川「よくヒロトが君のこと話してるよ。幼馴染なんだろ？」

この人、緑川さんって言うんだっけ…？明るい人だなぁ。ヒロくんと、仲良いのかな？

A『そうだよ、私とヒロくんは幼馴染みなの。』

風丸「随分仲良いみたいだな。そしてお前はAって言うのか。改めてよろしくな。」

A『うん、よろしくね、風丸くん、緑川くん。』

なんだか、今日はとってもいい日だなぁ…

緑川「…」