. ページ10
「すかい、」
俺の様子を見て慌てて駆け寄ってくる
碧「え、どうしたの大丈夫？」
俺の顔を覗き込んで心配してくる
かっこいいよ俺らの弟、にーちゃん誇らしいよ
「ごめんな、おれいま生理で」
あ〜、って言うと上を見上げる碧海
あ、これ怒られるやつ
碧「じゃあ、なんでこんな寒いとこいるん」
やっばり
しんどいんだから、いまおこんないでよ〜
仕方のなさそうに抱き抱えてくれる碧海
しっかりした体型に身を預けるのはなんとも心地いい
おれもこんくらい筋肉ついてたんだけどなぁ
下に降りるといつの間にかエプロンをして楽しそうに料理していた
あ、しおんとたくみのゲームおれもしたいな
料理作るのも楽しそう
一瞬だけどお腹の痛みを忘れられそう
蓮「あれ、どしたのけいご」
おれたちの気配にいち早く気づく蓮くん
碧「きちゃったらしいです」
何がとは言わないけど納得するみんな
理解があるのはとってもありがたい、けど
碧「隣の部屋に布団あったんでそこで寝てください景瑚くん」
だよね、お腹痛いし分かってたけど
せっかくの全員でのキャンプなのに俺1人になるの、ちょっと寂しいんだけど
「おれもここにいたい」
おれだってみんなで料理作ってわいわいしたい
せっかくのオフみたいな楽しい企画なのに
仕事だけど全員でいられる楽しい日になるって思ってたのに
碧「けえごくん、寂しがり屋ですね」
肩を借りてる碧海からにやにやしながらいわれる
図星をつかれて悔しい
「今生理だから情緒安定なの」
はいはいっていいながら和室に案内されて
半強制的に布団で寝かせられる
「俺もあっち行きたい」
碧「落ち着いたら来てください」
今すぐ行きたいの
おれの願いは届かず扉をぴしゃりと閉められる
エアコンついててあったかいはずなのに、さむい
奥からみんなの笑い声が聞こえる
やっぱりおれ今不安定かも、
「だれか来てよ」
おれの声は虚しく部屋に響くだけで、誰にも届かない
おれはそのまま目を閉じた
終わり
ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)
←ウィンターキャンプ 景瑚
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 115人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おむらいす(プロフ) - いちごさん» ありがとうございます！また書きますので、お待ちいただけると嬉しいです😊 (3月6日 23時) (
レス) id: 494bfd2d24 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - みました！ハートもおさせていただきました！ありがとうございます😭可能であればまた拓実をお願いしたいです！ (3月4日 21時) (レス) id: 06432d9a73 (このIDを非表示/違反報告)
おむらいす(プロフ) - いちごさん» 遅くなりましたが、書きましたのでぜひ、、、😢 (3月4日 17時) (レス) id: 494bfd2d24 (このIDを非表示/違反報告)
りなん - 景瑚くんみたいです！お願いします (2月27日 12時) (レス) id: cb2f168b60 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 拓実くんが見たいです！お願いします🙇 (1月11日 0時) (レス) id: 06432d9a73 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おむらいす | 作成日時：2024年1月11日 0時
