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そんなことを言ってたムネくんだけど、いざ試合が終わったらほんとに長打2本でた。
「マジで打てた！Aさんすごすぎ！」なんて駆け寄ってきててかわいかった。
逆に調子が良かった牧が全然ダメで「セカンドにAの呪いがいるわ……」なんて言ってたのでシバいといた。
相変わらず先発で3番DHとして活躍する大谷さんが意味わからなくて、ずっとベンチで隣に座ってたムーさんと
「怖いな」『ですね。アメリカってあんなのゴロゴロいるのかな』「いや多分大谷さんだけだろ」って話してた。
そんな感じで準決勝に進むことが決まった侍ジャパンは、ここからのスケジュールはタイトで試合後すぐに空港に移動し、マイアミに飛ばなくてはならない。
私は試合に出てないから割かし元気だけど、試合に出た特にスタメン組は移動のバスで疲れ切っている。
私はと言うと、テキトーに窓側を開けて通路側に座ってたら「そこ空いてるの？」って声をかけてきた大谷さんの隣にいる。
『……今日投げましたし、2つ使った方がいいですよね？私移動しますよ、』
って立ち上がろうとしたら腕をバシッと掴まれて、「いいよ。ここいなよ」と言われてしまったので大人しく着席している。
バスも出発して、ほとんどの人が寝ている中、隣の人は寝ずにずっとカーテンの隙間から窓の外を見ている。
『……寝なくていいんですか？』
大谷「時差ボケあるからあんま寝たくない」
『あ、……なるほど、』
………………会話終了。いつも大体、大谷さんの方から話題を振ってくれることが多いので、何を話していいか分からない。
大谷「アメリカ」
『え？』
しばらくの沈黙の後、大谷さんが口を開く。
大谷「行ったことある？……アメリカ、」
『ないですよ。ずっと野球してたんで』
大谷「……ふ〜ん」
自分から聞いといて、あまりに興味無さそうな返事が返ってくる。
なんなんだ……！とは思ったけど、だんだん自分も眠くなってきて寝てしまおうかな、と思い始めた時だった。
大谷「行きたい気持ちは無いの？」
『……はい？』
大谷「メジャー」
『なにを…ご冗談を、』
大谷「冗談じゃねぇし。……もう眠そうだから寝ていいよ、」
話が終わってないというのに私の目に手のひらを重ねて、視界を暗くしてきた。
そのせいもあって、いつの間にか寝てしまっていた。
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ひな - 今まで見た中で一番面白いです！続き待ってまーす (1月21日 20時) (
レス) @page44 id: 9ec4ffa748 (このIDを非表示/違反報告)
乃絵留(プロフ) - オリ.フラ付いてます。わざとだったらすみません (12月1日 16時) (レス) id: 49cfacfa3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅら | 作成日時：2023年11月25日 21時
