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チームから手洗い祝福を受けて、栗山監督に「ありがとうね、ほんとに」と言われた時はほんとに泣きそうになった。
『…………遅くなってすみません』
栗山「とんでもない！頼りになるよ」
って言ってくれてすごく自信になった。
だけど時間は待ってくれないもので。
この後インタビューなりなんなりがたくさん詰まってるから、早く片付けをしないといけない。
「Aさん、」
ベンチに戻ってバットやグローブを片していると、聞き覚えのある声が聞こえた。
『湯浅？どうしたの？』
湯浅「……ありがとう、ございますっ」
チームみんな楽しそうに笑顔の中、湯浅だけが少し悔しそうにだけどちょっと嬉しそうな顔をしていた。
『……湯浅今嬉しい？』
湯浅「それはもちろん…チームが勝つのが1番です。
…………でも何より、Aさんが打てたのが1番嬉しいです」
『え？』
湯浅「……言っときますけど、Aさんの凄さを1番わかってる後輩は僕ですからね」
そういいながらいつものちょっと不貞腐れたような顔をしていて思わず笑ってしまった。
『それはこっちのセリフかな〜』
湯浅「え？」
『湯浅の凄さは私が1番先輩の中でわかってるよ』
プロに入って、将来が楽しみと思った後輩はたくさんいるけど湯浅はその1人目だと思う。
ポテンシャルはあるけど怪我に苦しんでた湯浅を見てるから、今こうして一緒に日本代表として戦えることを嬉しく思う。
湯浅「……ずっる、なんなんすかそれ」
『ふふ、ずるいでしょ〜』
湯浅が私のことを慕ってくれてるのもわかってる、だからきっとこう言われたら嬉しいんだろうな〜ってわかってた。
戸郷「Aさん！ナイスバッティングでした！」
大勢「マジでえぐかったっす」
湯浅と話してたら湯浅の仲良し組の戸郷くんと大勢くんに話しかけられる。
『ありがとありがとー』
戸郷「湯浅さん、Aさんが打席たってる時「絶対Aさんなら打つからみて」って言ってました」
『も〜、人がいないところでハードルあげないでよ』
湯浅「でもほんとに打ったし、」
大勢「ほんまに打ったら俺らよりもびっくりしてたやん」
戸郷くんと大勢くんにいじられる湯浅も見慣れたもんだ。
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ひな - 今まで見た中で一番面白いです！続き待ってまーす (1月21日 20時) (
レス) @page44 id: 9ec4ffa748 (このIDを非表示/違反報告)
乃絵留(プロフ) - オリ.フラ付いてます。わざとだったらすみません (12月1日 16時) (レス) id: 49cfacfa3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅら | 作成日時：2023年11月25日 21時
