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『あ、ろーたん…』
由伸「おはよう、ろーたん」
佐々木「おはようございます……Aさんのこと離してください」
由伸「え〜、やだ」
『いや、離してよ』
何故かニヤニヤしながらろーたんにまで言い返す由伸。
なんならちょっと腕の力を強くする。
佐々木「……ほら、Aさんもこう言ってるし」
山本「んー、でもろーたんに関係なくね?」
佐々木「…………あります」
え、なんでこの2人あさからこんな空気悪いの…と思って、宮城くんの方を見たら目が合う。
……………あいつ、しれっと目を逸らしたな。
『ちょっと……2人とも一旦落ち着いて。てか由伸は離してよ』
山本「ろーたん、もらったん?こいつから」
『は?』
何を言い出すかと思ったら、ほんとに意味がわからなくて変な声が出た。
佐々木「……貰いましたよ。僕のために買ってきてくれたものですもん」
山本「…………ふ〜ん。よかったね」
え、何?ほんとに何のはなし、………あっ。
昨日ろーたんにあげたストラップのことか、と気づく。
佐々木「由伸さん別にお守りとかいらないでしょ。Aさんに返したらどうですか?この人めちゃくちゃ試合前緊張するだろうし」
山本「俺だって欲しいわ。まぁAが試合前にガチガチになってまるで野球選手には見えないのはそうだけど」
『ねぇ、ちょっと』
佐々木「だからAさんは必要ですって。大事な試合でエラーなんかしたらやばいですし」
山本「まぁでも一応こいつもタイトルいくつか取ってるし大丈夫ちゃう?俺はそう思わないけど」
佐々木「だからこそ……」
『ねぇちょっと!!!!!』
2人はまだ話してたけど、大きい声を出した私の方に目を向ける。
『わたしの事ボロくそ言い過ぎじゃない?!!!私だって言われて怒ることだって…』
ダルビッシュ「朝からうるさいで。ほしちゃん」
『ダ、ダルさん……』
ダルビッシュ「日本代表する選手がホテルの前で騒いじゃアカン。早く車乗り」
『いや、違うんです。これは私じゃなくてろーたんと由伸が……』
ダルビッシュ「ほしちゃん。」
『はい、ごめんなさい。』
何故か最後はタイミングよく現れたダルさんに私が怒られて終わった。
ダルさんが来てからは、ろーたんも由伸もだんまりしてるし
宮城くんに至っては必死に声を抑えて笑ってて、今にもキレそうになったことは秘密。
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ひな - 今まで見た中で一番面白いです!続き待ってまーす (1月21日 20時) (レス) @page44 id: 9ec4ffa748 (このIDを非表示/違反報告)
乃絵留(プロフ) - オリ.フラ付いてます。わざとだったらすみません (12月1日 16時) (レス) id: 49cfacfa3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゅら | 作成日時:2023年11月25日 21時