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『あっ』
佐々木「えっ？」
あの後、由伸とは別れてろーたんのことを探したけどなかなか見つけられなかったので
今日は諦めるか、とホテルの部屋に戻ろうとしたら、たまたま前から来たろーたんに遭遇。
佐々木「え、なんすか」
『探したんだよー、どこいたのさ』
佐々木「ずっと部屋いてちょっと飲み物買いに来たんですけど……なんか用でした？」
ポケットからろーたんに渡したかったものを渡す。
佐々木「……ストラップ？」
『メキシコ戦投げるんでしょ？まぁだから、がんばれって意味の……はい。』
佐々木「なんで渡した本人が照れてんすか」
そう言いながらジロジロそのストラップを色んな角度で見るもんだから、何となく不安になってくる。
『そんないいもんとかじゃないし、私に貰ったところでって感じだと思うけど……』
佐々木「そんなことないっす。嬉しいです。ありがとうございます」
『あっ…そう、ですか……』
佐々木「変な反応、」
そう言ってケラケラ笑うろーたん。ろーたんはなかなか私に笑顔を見せてくれないので、珍しかった。
『ちなみにそれ由伸とお揃いね、色違い』
佐々木「……由伸さんにもあげたんすか？」
『元々自分用に買ったんだけど……色々あって由伸にあげちゃった』
佐々木「ふ〜ん……」
『まぁでも私とお揃いより、由伸とお揃いの方が力でそうだし良かったかもね』
佐々木「いや全然、Aさんとお揃いがよかったですけどね」
ろーたんからしたらその一言は何気ないものなんだろうけど、そんなこと言われるとは思わなくて思わずドキッとしてしまった。
『……も〜、先輩からかわないの。早く部屋戻りな』
佐々木「……Aさん、明日なんかどっか行く予定あるんですか」
『明日？いや、特に決めてないけど……』
佐々木「じゃあ体動かしに行きません？球場借りれるんすよ」
『ろーたんも行くの？』
佐々木「俺？……行くつもりですけど」
『じゃあ行こうかな』
ろーたんのこと近くで見てたいしと思って伝えたら、ろーたんの方から何も返ってこなくて不思議に思って見る。
『…………え？』
佐々木「……っ、じゃあ約束ですよ。おやすみなさい」
そういって来た道を戻って言ったろーたんは、すごく顔を真っ赤にしてた。
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ひな - 今まで見た中で一番面白いです！続き待ってまーす (1月21日 20時) (
レス) @page44 id: 9ec4ffa748 (このIDを非表示/違反報告)
乃絵留(プロフ) - オリ.フラ付いてます。わざとだったらすみません (12月1日 16時) (レス) id: 49cfacfa3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅら | 作成日時：2023年11月25日 21時
