出会うは星天の下 ページ9
〈ギラside〉
「貴様…そこで何をしている」
『…!』
イシャバーナの花畑、ここから見る星が綺麗だとヒメノから聞いて、皆で見に来ていた
リタさんが暗くて良く見えない林の方にオージャカリバーを向ける
「お、おい!裁判長!?」
「バグナラクですか?」
その瞬間、それぞれの武器を構えて戦う体制を取る。
『……国王方、どうか剣を向ける相手をお間違いになられる事なきように………』
「あ?どういう意味だ?」
『……ジェラミー様はお久しぶりでございますね』
皆、驚いてジェラミーの方を向く
当の本人は少し考えた後、ひらめいたような顔をして
「あぁ!君はAかい?」
『はい、お懐かしゅうございます』
「随分大きくなったじゃないか」
「ちょっと、勝手に2人の世界に入らないでくれるかしら?」
ヒメノが割り込む様に言い放つ
すると、林の影から一人の人影がこちらに歩いてくる。
綺麗なショートの黒髪によく映える白い肌
フードのついた白いロングコートのようなものを羽織っているが、それとは対象的に服は黒一色でまとめられている。
さっきは暗くて見えなかったが、目には白い包帯のようなものが巻かれている。
『申し遅れました、私はA・セントピードです
名乗り遅れた非礼、どうかお許しを…』
「セントピード…何処かで耳にしたことが…あるような、ないような…」
「ここは、俺の出番かな」
ジェラミーが立ち上がり、Aの横で止まる
「その昔のその又ずっと昔…どんな書物にも載っていない時代の事、この世界は争いが絶えない地上の地獄だった」
「5つの国の王は互いを嫌っており、隙あらば命を狙いあった」
「民はそんな日々にうんざりしていた…その日の食い物どころか、一晩寝て明日を迎えられる保証すらない」
「そんな時、何処からともなく現れた光、その中より出でし者達が5王国の王達を正し導いた。たちまち王達は肩を並べるようになり、数十年にも及んだ戦いは幕を閉じた…」
「王国の民達は感謝と尊敬の意を込め、その者たち……セントピードの一族を
天の声を伝える者【天告者】と呼んだ……とさ」
凄い…争いを終わらせた…天告者…!
ジェラミーの話が終わった途端
皆一斉に思い思いの質問をAに投げかけていく
一通り終わって一息ついていると
「ところで、おまえさんその目は…?」
ジェラミーが少し気不味そうに呟いた
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白湯 小5 - 王様戦隊.......大ッ゙好きなので長編投稿してくれるのめっちゃ助かります!!設定とかもすごい好きなので、是非!完結頑張ってください!更新いつまでも待ってます! (2月29日 15時) (レス) @page25 id: ff87142a36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さすらうサイダー@さくらぁ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b3818ccd101/
作成日時:2023年6月3日 20時