序章の一重 ページ20
〈ギラside〉
こうもあっさりと認められてしまうと
何だか脱力してしまう
『……ダグデドに宇蟲五道化、ここまでは読めていたのに』
「?」
確か、さっきも……
『……予想が外れだしたのは、ジェラミー様の芝居の所からです』
「っ……」
思い出すだけで腸が煮えくり返る
あの時の光景
人々の声
『私の予想では、あの場で皆様は王ではなくなると思っていました』
『放っておいても、いずれンコソパかゴッカンが落ちると予想していたら……まさかイシャバーナにグローティが居るなんて……』
Aの表情はあいも変わらず
同じ様な表情だが
何だか少し雰囲気が苦しくなっている
『……私はダグデドを倒すためだけに生きてきました』
「やっぱり、お前はダグデドを知っていたのか」
『勿論、いえ…忘れることなど出来ない……あの憎い一夜からずっと』
「一夜…?」
『…ここからの話は、やはり皆様と面と向かって話したほうが良さそうです』
え?
『皆様、いらっしゃいますよね』
「気づいてやがったか」
「え、ヤンマ?!」
「流石天告者殿、見抜かれてしまったようですな」
「まぁ、盗み聞きなんて美しくない事をしなくて良いのなら好都合」
「ヒメノにカグラギまで……?!」
「話の内容によってはお前を裁く必要がある、覚悟しておけ」
「俺が読みきれなかった行間の話が聞けるみたいだね」
「リタさんもジェラミーも……」
結局皆居たのか……
『さて…』
『ここからの話をする前に、国王方には一つ別の話をしなければなりません』
『2年前に話せなかった、天告者の歴史を』
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白湯 小5 - 王様戦隊.......大ッ゙好きなので長編投稿してくれるのめっちゃ助かります!!設定とかもすごい好きなので、是非!完結頑張ってください!更新いつまでも待ってます! (2月29日 15時) (レス) @page25 id: ff87142a36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さすらうサイダー@さくらぁ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b3818ccd101/
作成日時:2023年6月3日 20時