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〈ヒメノside〉



「……」


この2年で驚くほどチキューは変わった

そして私は再会した



「死体で殺して死体を増やしを繰り返し、静かな死の世界の一丁上がりだ…」



この世で一番憎い相手


宇蟲五道化"静謐のグローディ"とも呼ばれる男


"グローティ・ロイコディウム"


死体を操るなんて異質な力を持っているだけじゃない

自分自身も不死身なんていう

頭のおかしいデタラメな体質


勝てる気がしない

なんてらしくもないことを思ってしまう



宇蟲王ダグデド・ドゥジャルダンの襲来

宇蟲五道化による攻撃の数々

ジェラミーの負った傷

仇との再会

リタの目の力





ここ最近、色んなことがありすぎた

流石に少し疲れた

ここまで本当に気が休まる時がなかったせいだろう




まさか、そんな時に



「……A、お前は何を隠してるんだ?」


幸か不幸か

こんな場面に出くわすなんて




何時もなら出て行くところ

でも今は何故か

美しくないのを分かっていて

物陰から聞き耳を立てていた



「どうして、そこまで僕等とダグデドを戦わせたいんだ?

もしかして、お前は僕等にダグデドを倒させたいのか?」


『……!』



たった一言

ギラの言葉で

Aは今までに無いほど驚いた顔をした



「……やっぱり」

『……何時からお気づきに?』

「気付いたっていうか、ちょっとカマをかけたと言うか……」

『……まさか』

「"あの"ダグデド相手にって…まるで昔から知ってるみたいだ」


先程までの会話を聞いていないせいで

おぼろげにしか話を掴めないが

これがあの天告者、A・セントピードの秘密の一旦

それだけは分かる


「それに、このタイミングで現れたのも気になったんだ」

『……』

「まるで僕らが……」




ダグデドと宇蟲五道化の力を目の当たりにして

心が折れて居るところを





「天告の力で助けようとしたみたいな……さっきの天告は、僕を遠回しに励ましてくれたんだろ?」



成る程

彼女の使命とやらはおそらくこれかしら

そう考えると、色々と説明がつくところも出てくる



『……まさか、私が天告まがいの事をされてしまうとは』

「……じゃあ…?」

『……そうですね……』










『認めます、私はダグデドを倒したい

国王方にダグデドを倒させたいのです』

序章の一重→←恐れと憂いの色



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白湯 小5 - 王様戦隊.......大ッ゙好きなので長編投稿してくれるのめっちゃ助かります!!設定とかもすごい好きなので、是非!完結頑張ってください!更新いつまでも待ってます! (2月29日 15時) (レス) @page25 id: ff87142a36 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さすらうサイダー@さくらぁ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b3818ccd101/  
作成日時:2023年6月3日 20時

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