傷を残した二年 ページ17
〈ギラside〉
あれから二年
この地球ではいろんなことがあった
デズナラクが死に
新しい6つ目の王国、【バグナラク】が誕生した。
もちろん王様はジェラミーだ
まぁカクカクシカジカで僕とジェラミー以外の王様は
牢に入れられてしまったり
なんかもう言葉に表すことが難しい事がたくさん起きた。
まぁでもなんやかんやで
平和…？だった
終わりは突如として訪れた
「俺様は宇蟲王ダグデド・ドゥジャルダン！ 星はお手玉、命は駒！ 宇宙を遊び、万物を弄ぶ！ 畏れ、敬い、ひれ伏して！ 従い、崇め、奉れ！！」
地球を滅ぼそうとする宇蟲王
最初は意味がわからなかったが、その力は本物だった
しかし、それ以外にも僕達には一つ
頭から離れない出来事がある
ジェラミーが言っていた事
Aの忠告だ
「Aの忠告では、恐らくバグナラク以外に人間を滅ぼそうとする者たちがいる」
彼女は宇蟲王の存在を知っていたのか？
だとしたら
頭があまり良くない僕でも浮かんだことが一つ
"Aは宇蟲王と何処かで繋がっているかもしれない"
いつ何処で現れるか分からない、ましてや天告者の力を目の当たりにしたからこそ
今の奴らとAを相手にしたとき、戦い切れるか……
民たちの知らないところで
王様たちの心は少しずつ削れていた
そして今
僕らにはひとつ大きな傷ができてしまった
敵の幹部、ヒルビル・リッチの洗脳によって
それぞれの王国は混乱に陥った。
側近達を洗脳し、王を斬らせる
それを民達に見せて争うように仕向けた
王を愛する民の想いを利用したのだ
王達が話し合った結果
混乱を収めるため、僕たちは話し合い
一つの考えでまとまった。
"罪をでっち上げ、側近達を英雄に仕立て上げる"
これで僕らは王じゃ無くなるけど
民の側近達に対する怒りや憎しみも無くなり
国同士の争いが収まる……
そんな筋書きのはずだった
でも、ジェラミーが……
「全ての黒幕はこの俺さ！」
僕らを庇って
でっち上げの罪を被ってしまった
全ての黒幕はジェラミー・ブラシエリ
そう国民たちの目の敵になってしまった
ジェラミーにとって、この決断は
この2年で積み上げた全てを
投げ打つ物だっただろう
かくして、地球存亡の危機は
悪の汚名を被った誰も知らない一人の英雄によって
免れることができた
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白湯 小5 - 王様戦隊.......大ッ゙好きなので長編投稿してくれるのめっちゃ助かります！！設定とかもすごい好きなので、是非！完結頑張ってください！更新いつまでも待ってます！ (2月29日 15時) (
レス) @page25 id: ff87142a36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さすらうサイダー@さくらぁ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b3818ccd101/
作成日時：2023年6月3日 20時
