俺である以上 ページ15
〈ヤンマside〉
甘かった
俺はデズナラクを舐めていた
地下にのさばって、いつまでも出てこねえ
ただの腑抜けたバケモンだと
……だが違った
あの時、俺はデズナラクに手も足も出なかった
あの一瞬、俺は自分の負けを認めちまった
その気になりゃあ、デズナラクは一人で地球を支配できる
その上ラクレスの野郎にも一本取られた
俺にはあの時何ができた?
王として、総長として
俺は
『もし、今までと比べ物にならない程強い敵が現れたら……そう、考えて焦っているのではないですか?』
その一言は、図星だった
そう心に刻んで進んできた
それを
俺が俺である以上、絶対に知られる訳にはいかないことを
たった少し俺を見ただけで見抜きやがった
『ですが、王として私を疑うのは正しい判断です』
「あ…?」
"仕方ない……"と呟く声が聞こえ、Aが杖を構える
『……私はバグナラクではありません、強いて言うなら……』
『お星さまから来た……でしょうか』
「なに言っ………」
その瞬間
眩しい光とともに、記憶が途切れた
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白湯 小5 - 王様戦隊.......大ッ゙好きなので長編投稿してくれるのめっちゃ助かります!!設定とかもすごい好きなので、是非!完結頑張ってください!更新いつまでも待ってます! (2月29日 15時) (レス) @page25 id: ff87142a36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さすらうサイダー@さくらぁ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b3818ccd101/
作成日時:2023年6月3日 20時