きみの声… (ページ43)

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レッスン場ー。

藤ヶ谷にAちゃんの説明をし終えた後、通し練習をするため続々とメンバーが集まった。

藤ヶ谷「北山、やっぱ元気ないな。」

ボソッと、私の隣に来て言ってきた。

もも子「そんなに、気になるなら声かければいいのに笑」

藤ヶ谷「全然気になんかなってないし、」

強がってる藤ヶ谷は、大人しく、ギターの練習をし始めた。

玉森「ミツ今日Aちゃんのお見舞いに行くの？」

北山「うん。番組収録まで今から時間あるから行こうと思ってる。」

玉森「んじゃぁ、俺も行く～。」

宮田「えっ！！？Aちゃんって子に会いに行くの～！俺も行くぜ！玉～！」

玉森「はぁ？なんでお前もくんの？初めからAちゃんとか名前で呼ぶの馴れ馴れしくね！」

千賀「俺も行きたい！！あぅ！！！」

千賀の股間めがけて玉森がなんかの棒でさしていた。

北山「お前らっ！今日は、俺だけ行くから！！」

玉森・宮田・千賀「え～～。」

横尾「みんなで行っても迷惑だからね。」

二階堂「今は、練習、練習。」

藤ヶ谷「たかし～笑。」

二階堂「なんだよっ！笑笑」

みんな宏光に気使ってるんだね。私も今日お見舞いに行こうと思ったけど、宏光が行くから今日はやめとくか。

スタッフ「あのっ！すみません！！ちょっとこまります！」

ほのぼのとしたKis-My-Ft2のメンバーの会話の中に後ろから狂気が感じられた。

？？「ちょっと！！あんたちどういうことよ！！」

後ろを振り返ると、気の強そうな女が立ってた。
日焼けした肌に外人っぽい髪の毛。スキニーにヘソ出しTシャツ。いかにも外国から来たって感じだった。

もも子「あの～、すみません、どちら様ですか。もし、ファンの方なら迷惑行為となりんですが、、」

？？「は？？ファン？あんたたちの？薄情な人間のファンにだれがなるのよ！」

メンバーたちも状況がつかめずにその場に立ち尽くしていた。

するとーー。

怒鳴ってる女の背中から、Aちゃんが出てきた。

Aちゃんが、私たち悲しい目で見つめ、お辞儀をしていた。

それを見ていた私たちは、驚きからなのか、あまりにも美しいためか、しばらく言葉が出てかなった。