転生した世界がファンタジー？それでも俺は生きていく【男主】

チェック・メイト ページ49

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...



3回目

勝負はソフィアさんが少し勝っている

俺はQを取られて少し痛い所だ

「ﾌﾌｯ、先程の威勢は何処へやら」

「まぁ、見てなってこっから面白い事が起きますよ？」

「P(ポーン)をb5へ移動！」

「まさか、」

「そのまさかだ」

ガラ空きになったN(ナイト)とB(ビショップ)の所にP(ポーン)が2体移動された

「プロモーション！Q(クイーン)！」

────

しまった、分かっていたはずなのに！
いえ、一旦落ち着きましょう。

「B8c！」

ここは、守って切り返す
そして、次の１手でもう一体のQを取れば、

「R5H！」

何故、ルークを止めた？そこは【発動しないはず】の転移のマス、のはず



すると、マスが光り、ルークとは違う形の物に変わった。

光がおさまり、ソレが正体を現した。

1回目で消失した筈のクイーンである。


何故？今になって？
いえ、そんな事よりも次の手が...！

キングを7eに出したところでナイトに取られる

かと言って出さずにルークでもう一体のクイーンを倒しても、もう一体のクイーンでキングを取られる

そして、ナイトでナイトを取ったとしても、クイーンにやられる
つまり、この勝負

「ソフィアさん、言ったろ？さっき、チェック・メイトってさ...」

私の負け...


─────


俺達は仮想空間を出て元の部屋に戻ってきた。

「ﾌｩ、完敗です。まさか、本当に負けるとは..」

「いや、実際は危なかったです、トラップの読みが外れていれば、また、負けてましたし普通にやっても勝てるかどうか..」

「そんな、ご謙遜を..」

「してませんよ....それよりも、早速で悪いんですが一つは言う事を聞いてもらっても？」

「良いですよ？私の出来る範囲なら何でも..」

「それでは、────────。できます？」

「勿論、可能ですが、そんな事で良いのですか？」

「はい」

「分かりました。ですが、私としてはもう少し派手なお願いでも良かったんですけど...」

初めの頃なら「コイツ悪魔だ..」
っと思えたセリフだが、
今の俺にとってその言葉は、頼もしい限りである

────


数時間後

俺は帰ってきたアリスをシバキ倒し、

その後、アルさんが仲裁に入り、事は無事に終わった。


To be continued

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