【歌い手】例の歌い手…実は。2

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家に着くと良いタイミングで携帯がなる。



丸ちゃんからだ。



「…ま、丸ちゃん？」



声が思うように出ない。



無理やりでも声を出す。



丸「今から会える？」



「あ。い、今は…」



はっきりいって誰とも会いたくない。


笑えない。



また人と会うなら無理でも笑顔にならなきゃいけない。



前よりももっと完璧に。



今はそれができる自信がなかった。



丸「今しかないの…」



だんだん泣き声が聞こえてくる。



「…うん。わかった。」



いつものところで。



それは、私たちがよく集まるカフェ。




制服から私服に着替えて急いでカフェへ向かった。



そっか。今日動画の反応を見る日なんだ。



行かなきゃ。



頼ってくれてる…





そうだよね…？

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「おまたせ。」



丸「急にごめんね？」



ううん。全然いいよ。



と、安心させるように微笑む。



ちゃんと笑えてるか分かんないけどw



丸「あのさ…。」



「うん。」



梅雨の季節で雨も降っていて寒かったので



店員さんに温かい紅茶を頼む。



丸「天くんにもう、私とはコラボしないって言われちゃった…。



これ以上私が傷つくのが嫌だって。


僕とコラボすることによって傷つくならやめたほうがいいって。」



私だってそうする。



天月さんは、今すごく申し訳ない気持ちでいっぱいのはずだ。



「でも…会わないとはいってないんだよね？」



丸「…おさまるまで会わないって言われた。」




「え…？」



丸ちゃんのことを大事にしてるから、そう判断したのかな…



でも、本当に大事ならそばにいて支えるべきだ。



店員さんから紅茶をもらいお礼を言う。



丸「………ね。」



「今なんて？」



丸「なんで私なんだろうねって。


だって…天くんとのコラボだから今までよりもっと練習した。


文句言われないくらい。」



「うん。分かるよ。すごく良かったもん。」



丸「…なのに、Aのコラボ曲は好評で…？


なんで私のコラボ曲は不評なの？」






…そんなの。


私が知りたいよ。


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過去編を早く終わらしたいから更新…はやめですなw


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