7:実技試験 ページ7
『アルブァ…早くして。』
ar「はぁ…はぁ、待ってA…」
体力が無いですね。ホントに軍人を目指すのだったら筋力と、これぐらいの壁を登れる位の機動力と、体力を持ち合わせていないとかなり厳しいです。
ar「なんで、そんな、にAは、…余裕な、の」
『鍛えているから。それにまだ序の口だよ。他の試験者はもう既に先に行ってる。』
ar「そんな…」
絶望してる暇があれば登って欲しいのですが。
ここは…ボルダリング、と言えばいいでしょうか。壁に付いている突起に手や足をかけ、上へ登っていく場所です。
50m位なので私は早く登れましたが、他の試験者はそうでもなかったようです。
『仕方ない…少し手を伸ばして。』
ar「こ、こう、？」
『よ…いしょ。』
ぐっ、と力を入れ、アルブァの体を引っ張り、壁の頂上へ引き上げます。
『さあ、次に行くよ。』
ar「いやいや、なんでそんな軽々持ち上げられるの？！」
『…言ったでしょ、鍛えてるって。ほら、私たち遅れてるんだから、走るよ。』
ar「ま、まってぇ…！」
第2コースは水上コースのようです。不安定な足場の中、浮き輪を伝って向こう岸に行くようです。
『それじゃあ、先に行ってる。向こう岸で待ってる。』
ar「う、うん。まあ、体幹はいいから。」
いい方、の間違いですよね。
『そっか、それじゃ。』
ﾀﾀﾀﾀﾀｯｯ
ar「はや！待って！」
『誰が待つの？体幹はいいんでしょ？早く来て。』
ar「わ、分かったよ…」
少し遅いですが、ちゃんと落ちずに攻略出来ました。さて、次は難関のようですね。
『やっと追いついた…。ここに大半の人は居るみたい。』
ar「こんな足場を渡っていくの？！無理だよ！」
魔力鉱石で浮かせているのでしょうか。転々と石が浮かんでいます。
『ん、少し沈む。…でも、足を取られるわけじゃない。』
ar「いや、足取られるとか以前に、不安定過ぎない？！」
このくらいなら、まあ…行けますよね。
『それじゃあ、一緒に行こう。』
ar「一緒に行ってくれるの？！」
『私がついてないと、遅いから。私の手、握って？』
ar「え」
豆鉄砲食らった鳩のように、目を丸くしたアルブァ。そんなまじまじと見つめないで貰えると嬉しいです。時間が無いので。
『一気に飛び越える。手放したら真っ逆さまだから。』
ar「怖いこと言わないでよ…わ！」
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かふぇらて(プロフ) - クルーズトリパノソーマさん» 返信遅れてしまいました💦私の小説を楽しんでいただけたのなら幸いです。メンタルの強いクルーズトリパノソーマを目指して頑張ってくださいね笑 (2022年10月9日 17時) (
レス) id: 5c680e2ca3 (このIDを非表示/違反報告)
クルーズトリパノソーマ(プロフ) - こんにちは、初コメ失礼します。ものすごく好きです！自分名前がクルーズトリパノソーマとか言うんで、名前の変換忘れてて、メンタルの強いクルーズトリパノソーマになるのだ！！で吹いてしまいました。神作をありがとうございます！ (2022年10月1日 10時) (レス) @page36 id: 374ec1f9c5 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇらて(プロフ) - はぁな。さん» ありがとうございます。分かりやすい説明ができているのなら本望です。これからも自分のペースで頑張っていくので、応援よろしくお願い致します！ (2021年7月29日 23時) (レス) id: 5c680e2ca3 (このIDを非表示/違反報告)
はぁな。 - 初コメ失礼します！！武器に説明が分かりやすくて読みやすいです！夢主ちゃんのイメ画めっちゃ好きです！更新も自分のペースで頑張って下さい！ (2021年7月29日 21時) (レス) id: b36ca423a9 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇらて(プロフ) - 虹ん子さん» ありがとうございます。これからも頑張ります！ (2021年7月24日 11時) (レス) id: 5c680e2ca3 (このIDを非表示/違反報告)
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