BTSの歌姫マンネ (ページ11)

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【TＨSide】

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本番が始まって、もうAが台本通り
台詞を読んでいるって言うのに、まだアドリブ
が決まっていないテヒョン‥。

演技経験がある事から中々の演技力を見せる
テヒョン。

A「やっぱり、離れたくない…ｯ」

「A…。きっと迎えに行くから…」

悲しそうな顔でAの頭に手をのせる
テヒョン。

(アドリブだ……。)

「A…。俺は、Aが作る曲の
意味が知りたかった──。

辛いときは、悲しい曲。
幸せなときは、楽しい曲。

…恋をしてるときは胸が苦しくなるような曲。

信じて待っててよ。。

俺がもう…辛いときに作る曲なんて
書かせないから─────────。」

不意に頭に浮かんだ事を話してたらこう
言ってた。

これは僕の本心───。

伝えられなかった本音

そしてAは答えるように言った。

A「ありがとう…。

でも、私は自分の辛さより…テヒョン오빠が
辛そうにしてる方が辛いよ…。

오빠…。
辛い思いをさせて本当にごめんなさい─」

演技なのに涙を流すA。

台本とは関係なく僕はAを抱き寄せていた。

「っ…」

我にかえったテヒョンは、台本にキスシーンがあった事を思い出した。

僕はカメラワークを考えて
本当にキスしてる様に見えるように
Aに顔を近づけた。

その時──

A「ああぁー!! アンドぇ!!
오빠ー…その顔反則だよ…」

そう言ってホソクの後ろに隠れるA。