No.25 ページ23
カーテンからの木漏れ日が眩しくて、私は目を覚ました。
目を開けると、そこには風磨の可愛い寝顔があった。ただ風磨の寝顔を見ているだけで、あー幸せだなって思った。
それからしばらく風磨の寝顔を見てると、
風磨「おいっ。なに人の寝顔みてんだよ！！
寝込みを襲おうとか思ってんじゃないだろーな？笑」
「はぁー？風磨じゃないんだからそんなこと考えませーん！」
風磨「はぁーん？？俺はそんなこと思ったりしないからっ！
うそ。ほんとはめちゃくちゃキスして、襲いたい。」
「おいっ！笑笑
襲われるのはやだけど、キスならいいよ？」
風磨「じゃあさ、花からしてよ？」
少し考えたけど、私から風磨に軽いキスをした。
すると風磨は不機嫌そうな顔して、
風磨「なに？数年ぶりのキスがそれ？足りない。
俺がむかししてたキスってそんなんだっけ？」
と言って、私の頭に手をかけて強引にキスをした。
「んっ。…っっはぁ。んん。」
息継ぎが上手くできないほど激しいキス。
唇が離れると風磨は満足そうに私を抱きしめて、
風磨「お前ってさ、昔から息継ぎ下手だったよな笑笑」
「っ、うるさいなっ！もう、朝ごはん作るからどいてっ！」
そー言って無理やり風磨をはがしたけど、
風磨は私の後をついてきて、
台所に立つ私を後ろから抱きしめた。
「じゃまなんだけど？？どいて。」
風磨から返答がない。
いつもならなんか、言い返してくるくせになにも言い返してこない。
「風磨？」
心配して名前を呼ぶ。
風磨「んー？」
「どーしたの？」
風磨「いや、幸せだなーって思って。
こんな広い家さ、やっぱり1人で住むのには広すぎなんだよなー。
朝もうるさい誰かさんがいないと起きれないし。
自分で作っても、朝ごはんもあんま美味しくないし。
もうさ、なにするにもつまんなかったの。
だけどさ、今はまだ朝起きただけなのに幸せだなーって。」
「風磨。私もね、幸せだよ。
でも、ひっつかれてると料理できない！」
風磨「なんだよー！今いいムードだったじゃん！」
「だって、今甘やかしたら風磨今日仕事いかなーいとか言い出すじゃん！」
風磨「よくわかってんね笑
じゃあさ、帰ってきたらいいの？」
「んー。考えとく笑笑
てか、今日から私も仕事復帰だから！」
風磨「え？もう、今日から仕事復帰？」
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作者名：まき | 作成日時：2017年9月6日 9時
