検索窓
今日:5 hit、昨日:6 hit、合計:9,706 hit

No.24 ページ22

風磨side


健人「花ちゃんと話せた?」



風磨「まあまあかな。とりあえず、話を聞いてくれそうな状況までは持ってけた。
でも、1番大事な話はまだだな。」


健人「そっか、よかったね。

でもさー、よく見つけたね?まりえちゃんのこと。」


風磨「当たり前じゃん。だっておれ花の事相当好きだったし、まぁふつーに今でも好きだし。

てかさ、花がさー中島のうちわ持ってたの?それほんとは?って感じなんだけど」


中島「あー、あれね笑笑たぶんなっちゃん(←なつみ)のやつ借りたんじゃない?」

風磨「いや、でもそれにしてもさー」

中島「なんかさ、怒ってる割には嬉しそうだね?」


風磨「そうか?」



ほんとは、自分でもわかるぐらいニヤニヤしてる。
だってさ2年も離れ離れだったんだぜ?

それでやっと会えて、話もできて

最終的に俺の家で待っててくれるとかおもうとウキウキが止まんない。



これからまだ明日の打ち合わせとかあるんだけど
全然頭に入って来なさそうでやばい。
とりあえず花の事で頭がパンクしそう。



メンバーやスタッフに「なんかいいことあったの?」ってめっちゃ言われる。


本当は花と再会できたこととか、
花が家で待っててくれてるってこと言いふらしたいけど、
まだ秘密。

1番大事なことを話せてないから。



いつもは松島たちと飯でも食って帰るけど、
今日はまっすぐ帰る。



ガチャッ



風磨「ただいまー!」



そうすると、控えめにひょこっと顔を出しながら

「おかえりー」


と言ってくれる花の姿があった。

「なんか変な感じだねー笑笑」


風磨「………」



「え?なに?なんか言ってよ?」



俺は何も言わずに花を抱きしめた。
花はちっちゃくて、昔より全然細くなってて
改めて、俺はすごい辛い思いをさせてしまったんだと気づく。だから、だから俺は。





風磨「花?

好きだよ?辛い思いさせてごめんな?
今度はさ、俺が絶対なにがなんでも守るから。


また、俺とやり直してくれませんか?」



「私も、風磨のこと好き。


もう、離さないよ?うざくなっても知らないからね?」



風磨「上等だ!そっちこそ、これから俺と一生一緒は大変だぞー?


俺もてるからなー


でもさ、他のやつなんて見えないから。
ほんとに花だけだから。



何にもしないからさ、今夜は一緒のベッドで寝てくれない?朝起きた時に隣にいてほしい。」


「よろこんで。」

No.25→←No.23



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
73人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まき | 作成日時:2017年9月6日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。