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No.23 ページ21

2年ぶりの感触は懐かしいようで、どこか違った。

「っふふ。」

風磨「なんだよ?笑笑」

「おっきくなったなーって笑笑」

風磨「え?俺さーもうさすがに成長期終わってると思うんだけど笑」


「そーゆのじゃなくて、な大人になったってゆーかでかい人になったって感じ。あ、体がじゃないからね?笑」


風磨「まぁー、俺はもともといい男だから!」


「はぁーー?笑」


2人で昔見たいに言い合って、笑えてる。
なんか、不思議。
2年前に離れた時は例え再開したとしてもこんなにバカみたいに笑えると思ってなかった。


健人「風磨っ!そろそろ引き上げて?」


風磨「あ、やっべ汗
あのさー、まだ話したいことさたくさんあるから
俺の家で待っててくれる?これ鍵なんだけど…」


「え?」

風磨「だめか?」


ううん。と首を横に振って鍵を受け取った。




ステージの裏にはけて行く風磨の後ろ姿をみて、思わず叫んだ。





「ねぇー!ほんとにいい男になったね!」





風磨「だからー、さっきから言ってんだろ?
俺もともといい男だから!笑笑」



「ばかー!




ほんとに待ってていいんだよね?風磨のお家で。」




風磨「あたりまえ!」


そう言って、また背を向けて小走りで走って言った風磨をみて、また涙が出そうになる。


風磨とこんなにたくさんおしゃべりできて、楽しかったな。
もらった鍵をにぎりしめて実感する。
この後も風磨と一緒にいれるただただそれだけで
気持ちが舞い上がってしまっていた。



とんとん





上機嫌で歩いている私の方を誰かが叩いた。

振り向くと、

?「鍵落とされましたよ?」




え?え?はぁーーー???、
目の前にいたのは、Jr.の岸優太くんでした。




「え?」



放心状態の私を覗き込んでくる岸くん。
キャーーー覗き込まないで、なになになに?


自担の岸くんにこんなところで会えるなんて想像してなかった。もう、ほんと岸くんがちっちゃい時から応援してたから…
少クラとかでちらっと見たことはあるけど
こんな間近で見るのは初めて。



あー、化粧直しとけばよかった…。



岸「あ、あの?…


ってか、花さんじゃないっすか?」


おいおいおいちょっと待て

私の名前をなぜ知っている?


岸「え?風磨くんのアレっすよね?」


「え?あ、あぁ。」

あれってなにあれって?なに?ふつーに元マネ?それとも風磨を置き去りにしてった女とか?


「ありがとうございました。」


とりあえずそう言ってその場を去った。

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作者名:まき | 作成日時:2017年9月6日 9時

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