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デ・エ「ええええええええ〜〜〜〜っ！！？？」
エ「コイツだけずるくね！」
デ「そんな！ どうかそれだけはお許しください！俺はこの学園でやらなくちゃいけないことがあるんです！」
ク「馬鹿な真似をした自分を恨むんですね。」
デ「許して頂けるなら弁償でも何でもします！」
マ「・・・・いいんじゃないの？おじさんもそこまで心は狭くないでしょ？私は彼には面白い能力がありそうだとおもったし。」
ク「・・・このシャンデリアはただのシャンデリアではありません。魔法を動力源として永遠に尽きない蝋燭に炎が灯る魔法のシャンデリア。」
ク「伝説の魔法道具マイスターに作らせた1品です。」
ク「学園設立当時からずっと大切に受け継がれてきたというのに・・・」
ク「歴史的価値を考えれば10億マドルは下らないしなものですよ。」
ク「それを弁償できるとでも？」
デ「じゅ、10億マドル・・・・！？」
マ「安い方じゃない？それ以前に強化魔法的なの張れば良かったんじゃないの？」
エ「で、でもさ。先生の魔法でパパッと直せちゃったりとか・・・・・」
ク「魔法は万能ではありません。しかも、魔法道具の心臓とも呼べる魔法石が割れてしまった。」
ク「魔法石に2つと同じものはない。」
ク「もう二度とこのシャンデリアに光が灯ることはないでしょう。」
エ「そんなぁ・・・・・」
デ「ちくしょう・・・何やってんだ俺は・・・・母さんに何て言えば・・・・・」
ク「・・・・そうだ。１つだけ。」
『ん？何がひとつだけ？』
ク「１つだけ、シャンデリアを直す方法があるかもしれません。」
エ・デ「えっ！？」
ク「このシャンデリアに使われた魔法石はドワーフ鉱山で採掘されたもの。」
ク「同じ性質を持つ魔法石が手に入れば修理も可能かもしれません。」
デ「僕、魔法石を取りに行きます！」
デ「行かせてください！」
その時、マリィの頭の中で映像が流れた。
？「僕、奇跡の石を取りに行きます。それで、この国が平和になるのなら、マリィ、僕は行くよ。」
(このままじゃ…デュースくんはきっと彼と同じタイプの人間だ。ここで消えられては物語が…)
ク「ですが、鉱山に魔法石がのこっている確証はありません。」
『かけるしかないのかな…』
ク「閉山してしばらく経ちますし、魔法石が全て掘り尽くされて閉まっている可能性もたかい。」
デ「退学を撤回してもらえるなら、何でもします！」
ク「・・・いいでしょう。では一晩だけ待ってさしあげます。」
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作者名：マリィ | 作成日時：2021年8月21日 14時
