普通のC級の子を勧誘したい太刀川さん【ワートリ】 (ページ17)

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じゅうごわページ17

潤目線

…………え。

潤「太刀川さん……？」

太刀川「……潤！？よかった！！
ああー！！ビビったぁーーー！！！」

そう言って。

強く抱きしめられた。

え、太刀川さん？

太刀川「あーもー、お前がラービットに
襲われてるから！！ビビった。マジビビった。潤が攫われると思った。」

ラービット？攫われる？

現状を理解していない僕は放心状態だった。

太刀川さんは力を強める。

潤「……ちょっ…太刀川さん、苦しいです」

太刀川「知るか。」

………………おいおい。

太刀川「知らん。お前が苦しいとか、
俺がお前を抱きしめていたいんだよ、
文句あるか。」

……文句だらけなんですけど！！

とか言わない。ここは素直に、

潤「文句ないですけど、助けてくれて
ありがとうございます。」←(素直じゃないね

太刀川「俺は将来のお前の隊長なんだよ。
隊長が戦えない隊員守るのは当たり前だ。」

どうやら太刀川さんの中では僕は太刀川隊

決定らしい。

潤「あの、そろそろ、離した方が……」

と、言うと、

名残惜しそうに僕から離れた。

(犬の様ですっげー可愛いと思った事は言わないけど。)

太刀川「ふー。ま、お前が無事ならそれで今はいいとしよう。国近ーー？この辺りでネイバーはどの位いるんだー？」

と、国近さんと話し始めた。

僕はテンパっていた。未だに。

太刀川さんに抱きしめられた事に、

ラービットとかゆーネイバーがいる事に、

太刀川「はいはい、了解したぜー……
……よっと、」

潤「うわぁぁぁぁあ？！？！！」

担がれた。

A級1位の隊長に、

C級隊員の僕が。

太刀川「これで100%守れるだろ(ﾄﾞﾔｧ
よーし、ネイバーこいこい！！」

…………えええええええええええええ！？！！

来られたら僕が困る！！

そして他のC級隊員の目線が痛いぃぃ！！