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「お、A。丁度いい所に来たな。
ちょっとコイツ抑えといてくれ」
「いやーーっ!!硝子の鬼!悪魔!間黒男!」
「本名の方か、光栄だな」
『およ?お兄ちゃん?』
今日はみんなで健康診断の日だったんだけど、お兄ちゃんが採血をずっと嫌がってやらせてくれないらしい。
それ朝からしてなかった?まだやってたの?
『おにーちゃん!硝子ちゃん困ってるでしょ!
無下限解きなよ!』
「やだっ!無下限解いたら刺されるでしょ!」
『当たり前だよ、なにしに来たの?』
「Aとおしゃべり♡」
『天逆鉾出すよ』
「まってなんでそんなもん持ってんの?」
高専の前に破片?が落ちてたから拾った。
そんなことよりもどったんばったん暴れるせいで硝子ちゃんがそろそろキレそう。
いいのかな〜…硝子ちゃん怒らせたら怖いって誰でもないお兄ちゃんが言ってたんだけど。
「そろそろいい加減にしろ」
「ぴゃ!?」
あちゃー、言わんこっちゃない。
お兄ちゃん仰け反って固まっちゃった。
もう大丈夫でしょ!棘くん探しにいこーっと!!
窓が割れんばかりの大声を聞かないようにしっかりと耳を塞いで、2年生の教室へと走った。
追記。
棘くんは教室の隅で泣きべそをかいてた。
真希ちゃんとパンダに身動きを取れなくされたみたい。
棘くんもよく頑張ったね…
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作者名:らび | 作成日時:2022年1月30日 1時