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今日は午前中は学校に行って、午後からお仕事の日だった。
う〜……すぐに終わらせて高専に突撃してやる！
今日こそ、今日こそは棘くんと遊ぶの！！
こっそりランドセルにいっぱい遊び道具入れてきたんだ！
『あ、伊地知さーん！今日の送迎は伊地知さんなんだね！』
「そうですね、よろしくお願いします。
…先日お渡しした資料はきちんと読まれましたか？」
『ん〜、読んでな〜い！』
「やっぱり…道中で確認をお願いしますね」
『はーい！』
そんなやりとりをしながら車に乗り込む。
今日は一級呪霊一体の討伐だった。
ラッキー！楽勝じゃん！これならすぐ遊びに行ける！！
行方不明者もなし？祓えばいいだけ？最高だー！
「到着しました。帳を下ろし…」
『行ってきまーす！すぐ戻ってくるね！』
「あっちょっ、五条さん！」
ドアが開いてすぐにぴょんと飛び出して呪霊の元へゴー！
ちなみにランドセルは伊地知さんの車にぽいっ！
『錬成呪法、
よーし、呪霊探してぱぱっと殺っちゃって！』
「クァー！！」
そこら辺のカラスと、そこにいた二級くらい？の呪霊を組み合わせて呪霊を探させた。
『二級一体じゃ心許ないよね…
終わったら戻っておいで、待ってるね！』
「御意」
あとは待ってるだけでおーわり！
ほんとに楽勝。
お兄ちゃんの過保護のなせる技だね。
私が特級じゃないのもお兄ちゃんが邪魔してるかららしいし。
ぼーっと待ってたら伊地知さんが下ろしてくれた帳が上がって、しばらくしてさっきのキメラとホムンクルスが戻ってきた。
私ほんとになにもしてないな？
『ありがとね！じゃあ戻しちゃえ。ばいばーい！』
二級呪霊はパッと祓って、ホムンクルスも元に戻したし、カラスは戸惑いながら帰ってった。
合成中って記憶ないらしいんだよね。知らないけど！
『お、まだ4時だ！伊地知さーん！高専まで飛ばして！』
「えぇ…法定速度は守りますよ」
『ちぇっ』
よーっし！棘くんと遊ぶぞー！！
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作者名：らび | 作成日時：2022年1月30日 1時
