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『棘く〜ん!棘くん棘くんと〜げ〜く〜ん〜!!!』
「ツナマヨ?」
「お〜A、元気だなぁ」
「元気なのはいいがもうちょっと静かに来れねぇのか?」
今日も毎回恒例、ドアバーーーン!の時間がやってまいりました!
学校だと禁止されてる廊下の全力ダッシュも、先生がほとんどいないここならやり放題だよね!
バレなきゃ犯罪じゃないんです!!
『私ね、あれやりたいの!指スマ!』
「指スマ?なんだそれ」
「聞いたことねぇな」
「いくら?」
『え、指スマ知らないの?数字言って、親指出すやつ』
今日学校で教えてもらったんだけどな…?
私が知らないって言ったら驚かれたんだけど、もしかしてそれが普通だったり??
「それ、"いっせーのーで"じゃないか?」
「ん?俺は"いっせーのーせ"だと思うぞ?」
「おかか、明太子」
『え、棘くんも違うの?……"チッチッチ"?
なにそれ!かわいい〜!!』
地域差?ってやつかな?
指スマがなんか可愛くない風に見えてきちゃった…
「まぁとにかくやろうぜ。まずじゃんけんな」
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『これ楽しい〜!!』
「掛け声でまた意見が分かれたけどな」
「Aと居ると幼い時の遊びが思い出せて楽しいな」
「しゃけ!」
『じゃあ次はちょっとした賭けごとしよう!
負けた人はコンビニまでアイスダッシュで!!』
「お!いいじゃん。私パピコな〜」
「じゃあ俺ガリガリ君〜」
「明太子〜」
………パシられたのは、パンダくんでした。
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作者名:らび | 作成日時:2022年1月30日 1時