【マジカルゴ】双子ジィ (ページ4)

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２、ＳＯＳページ4

～前回のあらすじ～
A様がブチ切れになられました。
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～貴方視点～
A「・・・もう、いい加減にしてよっ！！！」
ﾊﾟﾘｰﾝｯ
部屋の窓ガラスが割れる。
ﾄﾞｻﾄﾞｻｯ
本棚から何冊か、本が落ちる。
私は・・・ノイジィが持ってきた夕食用のフォークを手に握り、ノイジィの首元へ当てる。
驚いたノイジィはプチパニックを起こし、後ろへと倒れた。
・・・すべて一瞬の出来事だった
ノイジィの後ろにはベッドがあり、ﾎﾞﾌﾝｯという音をたて倒れた。
私はベッドに倒れたノイジィに覆いかぶさるような形で、さらにギリギリまで追い詰めた。
ノ「ちょ・・・A、落ち着いて・・・！」
A「・・・さい。」
ノ「・・・？」
A「・・・うるさいっ！私、もうここに20年弱もここに閉じ込められているのよっ？！
　私はいつまで・・・ここにいなくちゃいけないの・・・？」
・・・何か理由があってここに閉じ込めているのは分かるんだけど、聞いても教えてくれない。
私はわけも分からぬまま、気づけば長い間ここに閉じ込められていた。
ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ･･･
あれ？どうしてかな、目の前がぼやけて見える。
私の目から溢れ出た滴がノイジィの頬に零れ落ちた。
ノイジィは、恐怖と驚きが混じったような顔をしていた。
ノ「え、ちょ・・・」
ﾊﾞﾀﾝｯ
ヴォ(ヴォルカ)「おーい！何があった・・・って、えっ？」
コ(コンケット)「大丈夫～？・・・て、はっ？」
二人は私達を見るなり目を丸くした。
ヴォ「うわぁ～・・・、何やってるのAねぇ・・・。」
コ「・・・お父様～！！！ＳＯＳッ！」
目から溢れ出ていたものはいつの間にか止まり、私は未だにノイジィとにらめっこをしていた。
ク(クラウン)「はーい！ってうわっ！ちょ、Aちゃん！何やってるの！」
・・・みんなそんなにノイジィのことが大切なんだ。
私のことは閉じ込めて・・・仲間外れにして・・・。
誰も私のことなんて・・・必要としてないんだ・・・。
嗚呼・・・どうして今まで気づかなかったんだろう・・・。
ヴォ「ッ！Aねぇ、一瞬ごめんっ！」
ヴォルカは近くにあったぬいぐるみを魔人化し、私を捕らえようとする。が、
私はそれを避け、魔人をフォークで切り裂いた。
そして、手に握りしめていたフォークを３人に向かって投げた。
フォークはﾋﾞｭｯという音をたて、ドアに突き刺さった。