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無事、朝ごはんも食べ終わり
今日始めの練習は
グループで音合わせなどのウォーミングアップからだった。
指定された教室に向かおうとする途中
自分の楽器を持ってきていないことに気づき
足の向きを変えて来た道を戻る。
みんなは朝起きてすぐ
自分の楽器を練習場所に持って行っていたが
俺は保健室で起こしてもらったため
ギターはいまだ
俺たちの泊まっている教室にあるだろう。
教室をでて
カバーのかけられたギターを持ち出し
そう遠くもない距離を一人で歩いていると
後から足音が聞こえてきた。
安｢二宮くーん！！｣
名前を呼ばれて後ろを振り向くと
2人の少年がこっちに手を振って向かってくる。
二｢2人ともどうしたの？｣
錦｢二宮くん昨日倒れたんやろ？｣
安｢俺らそれ聞いてずっと心配だったんよ。｣
二｢そうだったの？
2人ともありがとう。俺はもう大丈夫だよ。｣
優しすぎるこのふたりは
早くも友達と呼べるほどの仲な気がする。
わざわざこうやって気にしてくれたことに
どうしようもないほど嬉しくて
俺は衝動的に2人を一緒に抱きしめた。
安｢に、にのみやくん！？｣
二｢...本当にありがとう。｣
いきなりのことであたふたする2人に
再び感謝を伝えて抱きしめていた腕を離す。
その時なぜか
ふたりの顔は真っ赤になっていて
今度は俺の方がふたりの体調を心配する。
錦｢あ、え、えっと。
とりあえず元気になってよかった！｣
安｢せ、せやね！
なにかあったら俺たちにも言ってな！｣
二｢うん、そうするよ。
じゃあ、ふたりとも練習がんばって。｣
錦｢うん！二宮くんもがんばってな！｣
安｢またギター教えてな！｣
静かになった廊下に2人の走る足音と
俺のゆっくりした足音だけが響く。
合宿の楽しさを技術だけじゃなく
他のことにも気づくことができ
浮ついた心のまま4人の元に向かった。
その先に
色が溢れていることなど
この時の俺はまだ知らない。
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涼花 - もっと面白くなってきて続きが気になってきました！ (2018年5月2日 20時) (
レス) id: 118ed35cd1 (このIDを非表示/違反報告)
ハンバーグ(プロフ) - 涼花さん» わわわ！更新遅くてすみません！無事合格できたのでもう少ししたら更新しますので楽しみにしていてください!! (2018年3月21日 14時) (レス) id: 2ef8e4923f (このIDを非表示/違反報告)
涼花 - 更新をずっと待ってます！頑張ってください！ (2018年3月20日 22時) (レス) id: 118ed35cd1 (このIDを非表示/違反報告)
涼花 - 更新をずっと待ってます！頑張ってください！ (2018年3月20日 22時) (レス) id: 118ed35cd1 (このIDを非表示/違反報告)
ハンバーグ(プロフ) - 【お知らせ】受験が終わるまで月に１回だけの更新となります。 私の勝手な事情で楽しみにしてくださってる方、応援してくださってる方には申し訳ありませんが何卒、ご容赦賜りたくお願い申し上げます。 (2017年10月29日 21時) (レス) id: 2ef8e4923f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハンバーグ | 作成日時：2017年10月16日 0時
