▽３４ ページ34
.
少し勇気を出したことで心臓が波を打つ。
間をそんなに開けることなく
一人目が答え始める。
森｢なんでかわかんねぇけど。
目立ちもしなかった俺に
演奏する場所を与えてくれたから、かな。｣
三｢それに、あの人たちと演奏してたら
自分の音がわかるんだよね。
他の音にかき消されないように
一人一人の音を生かしてるっていうか。｣
その言葉にハッとする。
仲がいいとか信頼してるとか
そういうことじゃなくて
ただ、軽音部としての誇りを持てるかどうか。
音だけで作られた綺麗なグループ。
安｢俺はただ楽しくできるから！
音も声も特別綺麗なわけやないけど、
それでも7人が合わせると
ひとつの世界を作ってる感覚になるんよ。｣
やはりそれぞれが
仲間に対する想いは違っていて。
そう考えると俺は
あの四人のことをどう思っているのだろうか。
俺と潤くんは成り行きで3人と結成して
まだお互いのことをきちんと知ったわけじゃない。
だけどそこにはちゃんと温もりがある。
俺はあの人たちに
何を求めて何を与えているのか。
絆とか信頼とか友情とか
それはまだ出会って間もないから
今の俺にはわからない。
でも
1つだけ分かることは
5人でならどんな高い山だって超えれるってこと。
だって俺は
1度でも5人で優勝できると思っていたから。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 216人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
涼花 - もっと面白くなってきて続きが気になってきました！ (2018年5月2日 20時) (
レス) id: 118ed35cd1 (このIDを非表示/違反報告)
ハンバーグ(プロフ) - 涼花さん» わわわ！更新遅くてすみません！無事合格できたのでもう少ししたら更新しますので楽しみにしていてください!! (2018年3月21日 14時) (レス) id: 2ef8e4923f (このIDを非表示/違反報告)
涼花 - 更新をずっと待ってます！頑張ってください！ (2018年3月20日 22時) (レス) id: 118ed35cd1 (このIDを非表示/違反報告)
涼花 - 更新をずっと待ってます！頑張ってください！ (2018年3月20日 22時) (レス) id: 118ed35cd1 (このIDを非表示/違反報告)
ハンバーグ(プロフ) - 【お知らせ】受験が終わるまで月に１回だけの更新となります。 私の勝手な事情で楽しみにしてくださってる方、応援してくださってる方には申し訳ありませんが何卒、ご容赦賜りたくお願い申し上げます。 (2017年10月29日 21時) (レス) id: 2ef8e4923f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ハンバーグ | 作成日時：2017年10月16日 0時
