▽２ ページ2
.
｢鮮やかなピンクで咲き誇る満開の桜の中...｣
入学式を迎えた今日は、
新しい制服に身を包み、
ここの生徒として今この式に参加している
長ったらしい校長の話に、
今日見た桜は鮮やかなピンク色なのかと
特に深く考えることなくそんなことを思った
入学式が終わると、
今日知らされた教室で担任の話を聞く
軽い自己紹介を聞き流しつつ、
窓から見える桜の花びらが
風で散っていく様子をみていた
『#FFB6C1』
明るめのピンクを
鮮やかなピンクって言ってたな。
よく桜を楽しむために
お花見をする人が多いけど
そんなに綺麗なものなのだろうか。
俺には桜もモノクロにしか見えないのに。
ずっと見つめていた桜から
今度は前で話す先生に目を移動させた
｢明日から部活見学できるから考えとけよー
では、さよなら！｣
タイミングよく鐘がなり、
それぞれ帰宅の準備を始める
生徒玄関からでると
たくさんの先輩方が部活勧誘をしていた
手作りのチラシは
その部活の雰囲気を察することができる
でもどの部活も入りたいとは思わなかった
人混みを抜けるようにして体育館裏へと進む
さっきとは違い、
あまりにも静かで誰もいないと思っていたら
そこには
体育館の扉に繋がる階段に座り
なにか、作業している男の人がいた
櫻｢あれ、もしかして雅紀のご近所さん？｣
二｢え。...あ、はい。｣
まさか
相葉さんの近所に住んでることを
当てられるとは思っていなくて
驚きを隠せないでいた。
相葉さんと仲がいいってことは２年生だろう
俺はその先輩に近づくことなく
そのままで突っ立っていると
櫻｢そっか！じゃあ今度、軽音楽部見に来てよ｣
そう言い残し、
あの先輩は俺とすれ違うようにして
校舎の中へと戻っていった
桜の花びらが、
頭に乗っていたけどあの人は気づいていないだろうな
でもなぜか、
あの人には桜が似合うような気がした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 216人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
涼花 - もっと面白くなってきて続きが気になってきました！ (2018年5月2日 20時) (
レス) id: 118ed35cd1 (このIDを非表示/違反報告)
ハンバーグ(プロフ) - 涼花さん» わわわ！更新遅くてすみません！無事合格できたのでもう少ししたら更新しますので楽しみにしていてください!! (2018年3月21日 14時) (レス) id: 2ef8e4923f (このIDを非表示/違反報告)
涼花 - 更新をずっと待ってます！頑張ってください！ (2018年3月20日 22時) (レス) id: 118ed35cd1 (このIDを非表示/違反報告)
涼花 - 更新をずっと待ってます！頑張ってください！ (2018年3月20日 22時) (レス) id: 118ed35cd1 (このIDを非表示/違反報告)
ハンバーグ(プロフ) - 【お知らせ】受験が終わるまで月に１回だけの更新となります。 私の勝手な事情で楽しみにしてくださってる方、応援してくださってる方には申し訳ありませんが何卒、ご容赦賜りたくお願い申し上げます。 (2017年10月29日 21時) (レス) id: 2ef8e4923f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ハンバーグ | 作成日時：2017年10月16日 0時
