◇電脳少年の受難◆*２* (ページ5)

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STAGE６ー４【大野】ページ5

ニ｢潤くん！
今日はハンバーグがいいですっ！｣

松｢いいけど...
スーパー着いてきてよ｣

ニ｢いいですよっ、
憑依すればいいですか？笑｣

松｢ちげーよ…笑｣

ニ｢いてっ｣

どうやら
少しふざけたニノに
松潤が軽くチョップしていた

同い年だからか
ふたりとも
他のみんなとちがって

笑顔が優しいんだよな

ニノも最初の頃に比べれば
別人だと思うほど

よく笑って、
時にはおどけたりする

この家に慣れたのだろう

そのことが
なにより嬉しかった

大｢にの〜、
大野さんにも構ってよ〜...｣

ニ｢残念ながら
僕は今から買い物に行くので無理デース｣

そういって
松潤の腕に絡みつきながら
この家をでていった

絶対わざとだなっ！

笑いながら
松潤にベタベタしてる様は
まさに小悪魔だった

相｢うわ、この事件
俺達のところに回ってきそう...｣

明らかに
嫌そうな顔をしながら
テレビをみている相葉ちゃん

《現場には糸のようなものが
何本か落ちているそうです…》

《ここ3日で
被害者は30人を超えました。》

糸を使った能力者。

能力の内容は
金縛りを起こしたり
体の自由がきかなくなったり

まさに操り人形だ

たしかに
厄介な仕事だな

ニノはこの能力者を
知っているのだろうか

あの大きな事件以来、
ニノは仕事に参加していない

というより、
参加させていない

小さな仕事は
できるだけ俺達でこなしている

もしかしたら
今回はニノの力を
借りるかもしれない

それほど厄介な事件なのだ

一応、このグループの
リーダーであるから前線きって
頑張っていきたいとは思うけど

まぁ、
今回もなんとかなるだろう

チャンネルをかえて
釣り番組にしたら、

相葉ちゃんに
リモコンをとられ、

即、違う番組に替えられた