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STAGE０ー５ ページ32
苦しかった実験が終わると
斗真はいつも迎えに来てくれた
生｢おつかれっ｣
僕の肩を持って
部屋まで運んでくれる
ずっと本体にいないと
いざ元に戻った時に足元がふらつく
倒れることもあったが
斗真みたいに優しくしてくれるやつは一人もいなかった
部屋に戻って斗真とたくさん話した
斗真の夢や
僕の実験の内容。
話は尽きなかった。
別の日の寝る前に駄弁っていると
斗真は独り言のように呟いた
生｢俺がここにきてもう1年は経つのかぁ...｣
二｢そんなに経ったんだ。。｣
気にしたこともなくて
そんなに月日が経っていたことに驚いた
1年間も経てば
だんだん斗真がいることに違和感を感じなくなっていた
いきなり
斗真が真剣な顔になる
生｢ニノともそろそろ
会えなくなるかもしれない...｣
二｢は？...何言って...。｣
生｢...おやすみ。｣
二｢ちょ、待って！...っ｣
斗真は意味深なことをいって
この部屋からいなくなった
僕の声も無視して、
扉の閉まる音が響き
それが余韻として頭で再生される
不安に駆られ、
その日の夜は全く寝付けなかった
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作者名：ハンバーグ | 作成日時：2017年8月16日 1時
