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STAGE８ー８ 【二宮】 ページ26
叫ぶ彼女は涙を流す
大野さんも
翔さんも
みんな固まっていた
僕はそっと潤くんに憑依し
その体で彼女に近づく
｢許さない。...
自由を奪ったお前を許さない!!!｣
零れる涙は止まることなく
潤んだひとみで僕を睨んだ顔は
本気で僕を憎んでいるものだった
今にも飛びかかりそうな彼女に
僕は抱きしめる
ごめんなさい
そんな意味も込めて
強く
抱きしめた
世界の音は消えて
耳に入る音は
泣いている彼女の嗚咽だけ
僕が、仇をとるから。
もうこんな悲劇を繰り返すものか
すべて
ぶち壊してやる
──最期に笑うのは僕だ。
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作者名：ハンバーグ | 作成日時：2017年8月16日 1時
