【ハイキュー】皇帝と呼ばれた少年 third step 【男主】

８５歩めっ！ ページ6

俺達は大体お互いのチームの事が分かってきた頃
１セット目と同じミスを繰り返さないように、１セット目よりも高く、もっと高く！！
すると、及川が最初に触った、これでトスは上げられない…
しかし、リベロが走り込んでくる…まさか！！

岩泉「レェフトォ！！」

すると、リベロはレフトに上げず、及川へ…

日向「！？、大王様のバックアタック！？」

バチンっとボールはコートに叩きつけられる
それから２点取られて、月島がフェイントを決めた
さぁ、出ておいでひー君。

A「ひー君。俺ね、ひー君にトスあげんの好きなんだ」
日向「えっ？」
A「好きなだけ打たして上げる！だからさ思いっきり暴れていいよ」
日向「はいっ！！」

俺はトビを見る

A「トビ、俺もひー君も打ちたくてたまんないの」

すると、トビは肩を震わせた

A「どんな指示でも打ってあげるから、持ってこい」
影山「うっす」
A「あと、俺がトス上げる時のサイン、コレね」
影山「うっす！！」

すると、ひー君はセンターのブロックに跳んだ
…コートの横幅…

日向「めいいっぱい」

ひー君の声が聞こえたと思うと、ひー君は俺の視界から素早く消えた
もうあんな所にいるのかよ…！
すると、ひー君はバチンっとボールをコートに叩きつけた

ブロックを完全に置き去りだ
…全く、凄い奴らだよ…

すると、トビはあのサインを出した
…人の事信じてくれてんだな
俺はブロックに跳んだあと、前のように下がった。
消せ…姿を消せ！！音をかき消せ！！気付かれるな！！

捕まりたくなければ！！

すると、トビは高いスガさんの様なトスを上げた
しかし、今更気づいても遅い
俺はブロックの上からボールを叩きつける

ジンジンと手が痛い、足もふらふらで正直、もう跳びたくない。
でも…！！

A「最っ高ぉ…！！」

会場が沸く、自分のプレーが評価される。
最高に楽しい！！もっと…

A「トビ！！ナイストス！！」
影山「先輩もナイスキーです！！」

さぁ、最強の囮と皇帝。
そろそろ、目が眩んだのでは？

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