【ハイキュー】皇帝と呼ばれた少年 third step 【男主】

９６歩めっ！ ページ17

縁下「A、英語でどこが分かんないの」

俺は１人だけチカ君の前に正座。
ひー君達は、大地さんの前で正座させられている

A「どこって…」

俺は知ってる。
英語がほぼ手遅れなことを。

A「まず、どこが分からないかが分からない。」
縁下「うん、俺の聞き方が悪かった、どの問が分からないの？」
A「問３、４、５、６」

うわぁと嫌そうな顔をされる。
前半は、何とか解けるんだかイイじゃん？

成田「良く読みと書き取りで４０点取れたなぁ…」
A「後は勘でいれた！！」
木下「なるほど、それで４０点かぁ…」

俺のテストは殆どが勘でやっている、まぁ英語だけだが…

縁下「取りあえず英単語も読めてるし書けてる。後は文法を覚えればいいだけだし、何とかなりそうだね。」

えっ…！？

A「えっ、英語に文法なんてあったの！？」
縁下「今の今まで何をしてきたんだお前は…」
A「バレー。」

すると、無言で蹴られた。

A「だっ！？チカ君、痛い！！」
月島「お疲れ様でーす」

同時に月島とぐっちーが、部室から出ていく。

A「くそぅ…モテる奴はスポーツも勉強もクレバーにこなすのか…！」
縁下「モテる奴ってお前もモテんだろう？」
日向「へー！流石、先輩！！」

俺は首を横に振る

A「俺はバレー一筋だから他のことやる余裕はないの」
日向「ふぉぉ！！先輩、カッケー！！」
縁下「バレー一筋のモテ男さん、勉強出来なきゃ東京でバレー出来ませんよ。」
A「あっ、すみません…」

菅原「ほれ！そろそろ部室閉めんぞー！」

俺は急いで、バックを持った。
取りあえず、今日は英語の文法を調べよう。そう考えていると…

縁下「おい、今日は英語の文法調べんなよ」

チカ君には全て見透かされている。俺はもの凄い速さで首を縦に振った。

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