yellow tulip (ページ19)

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「眠・・・」

眠いのと、頭の中にまだ、考え事が残ってるので、
少し頭が痛かった。

「おはよっ」

なんでこんな時に増田先輩と会ってしまうんだろう

「おはようございます。」

「やめてよ。他人行儀なの。
やっぱ、このバスで正解だね。Aちゃん、乗って
るかもって思った。」

「なんでわかるんですか。」

「俺のAちゃんへの想いの強さってとこかな」

「ふーん」

「信じてないでしょ。
そういえば、帰れた？昨日。
いや、帰れてなかったら今ここにいないか。」

急に優しくなる、みたいのは、やめて欲しかった。

「・・・昨日は加藤くんが追いかけて来てくれて、
いっしょに飲みに行って、で、私の家までしっかり
送ってもらいました」

「はっ？」

なんかムカついたから、早口でまくし立ててやった

「・・・それって宣戦布告みたいなの？
おれの予想、外れてた？
加藤もAちゃんが好きなの？」

驚く増田先輩を見ると、してやった、みたいな気持ちになるけど

加藤くんのことを考えたら頭が余計にいたくなった

「加藤くんは、私のこと好きじゃないですよ」

「そっか」

急に興味ないフリして、ちょっとニヤついてる増田先輩にムカついた