yellow tulip (ページ14)

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「・・・ダメです。」

はっきり言う私を見て
増田先輩は手をゆっくり離した

「そっか。まぁ、急にはむりだよね。」

にこっとすると、

じゃあね。

と、

増田先輩は颯爽と走って私を置いていった

普通、ここで置いて行くのか

バス停まで歩こう。

流石にここから家まで歩くのはきつい

そういう時に来てくれるのはやっぱり

加藤くんみたいだ

「あ、れ、増田さんは？Aのこと、無理矢理連れて行ったみたいだから、来たんだけど。」

「えっと、増田先輩は、帰った。」

「は？」

加藤くんもここに私を置いていった増田先輩に、私と同じように怒りを感じてくれたのか、、呆れてくれたのか

「やっぱ、今日、飲みに行かない？
軽く。」

「いや、流石にAが心配だわ。小國も心配するだろうし、話聞かせて？」

加藤くんと2人で飲みに行くのはいつぶりだろう

まいと3人で飲みに行くことはたまーにあるんだけど

そんなことを考えながら、私は加藤くんについていった。