王者立海に無気力気味な美少年が入学してきたようです【男主】

第11話 VS詐欺師 ページ11

もう、色々と限界


疲れた...


1日に立海レギュラーと現時点で4試合...


5試合目...


1セットでもつらいものは辛い


柳さんにお願いして10分休憩を入れてもらった


同情されたよ...


｢よくここまでやったな｣だって...


褒められたよ...


体力なんて有って無いようなもんだよ...


仁王さんニヤニヤしてる...


...時間だ...


仁王「お前さん恐ろしいのぉ。じゃが、手首、痛めてるじゃろ?」


A「...右でもできる...」


宣言通り右でやるよ


仁王「恐ろしいのぉ。フィッチ?」


A「...スムース...」


仁王「残念じゃのぉ、ラフじゃ。サーブやるぜよ」


何故かサーブ貰った...


どんなペテンを掛けてくるのかな...


警戒しよ...


ー仁王sideー


さーて、様子見じゃ


俺は試合を見とらんからな


ブン太との試合は最後の方だけ見たが...


あれは手首を痛めてるのぅ


赤也らへんでやったか?



・



・



...驚いた事じゃ...


ホントに右でやりおる


ペテンは効かなそうな目をしちょる


俺と同じように見透かすような...


嫌な目じゃのぉ


今は4-4じゃ


右でここまでって...


しかも1、2回しかやってない奴が...


両利きなのか?


それともコイツは『天才』...?


まぁ、ここからが詐欺師の本気じゃよ


ー仁王side終了ー


...右はキツイ...


何考えてるか読めん...


右だと腕が持っていかれそうになる


取り敢えず攻める...


汗かいてきた...


背中...


気持ち悪いな...


汗かくのなんて熱出した時以来だよ...


動かされる...


こっちも動かしてるけど...


取り敢えずゲームget...


仁王さんはレー...何とかを打ってくる


この人も打てんのか...


鉄柱当てもして来るし...


あーあ、ゲーム持ってかれた


5-5なう...


流石に止めないと...


...レギュラーに勝った時点で僕、レギュラーになっても良くない?


風が冷たくて気持ちい...


...僕はサーブ権があったらそのセットを取れるらしい


もういいや...左でやろう...


長いラリーになる


もうお互い体力は残っていない...


似たもの同士(?)の試合ってこうなるのか


勝ったら神の子 幸村精市について教えてもらえるなら...


...決まった...



完璧なゲームメイクをしてみたい...


仁王「負けたぜよ」


A「神の子について知りたいので...」


仁王「(自分が入部する事より幸村...)最後のは何じゃ?」


A「...?」

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