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#38。 ページ38
廉｢なんつー、顔してんねん。｣
廉｢せっかく来たのに。｣
今の私を例えるならば
『魔法にかけられた人』。
貴方を見るだけで
こんなにも胸が弾む。
｢...おそいって...｣
言葉は怒っているのに、
変わらない貴方に笑ってしまう。
廉｢その顔は惚れたな?!
あ、もう惚れてるか。｣
｢廉の方が先に惚れたでしょ？
で、今はもうデレデレでしょ？｣
廉｢んー、まあ。｣
そう首を傾げながら言うと、
私の足にヒールのサンダルをはめた。
そして、
私の冷たい頬を廉の温かい手で包み込んだ。
｢...だいすき。｣
今度の告白は私から。
廉｢それ、反則。｣
そう言って私の唇と
廉の唇が重なった。
柔らかな朝の光は私たちを照らし、
できた影は1つになった。
涙が止まらないのは貴方のせい。
･･･────END────･･･
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作者名：ひよん | 作成日時：2018年11月1日 16時
