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#11。 ページ11
紫耀｢Aちゃんって、
もうすぐ誕生日なんだよね？｣
｢あ、はい。｣
私は今、私の部屋だったところにいる。
これはママに言われて。
ママ｢久しぶりに、自分の部屋いけば？
紫耀くんと。｣
本当は行きたくなかったけど。
紫耀さんが｢いこ｣なんて言ったから。
・
私の部屋は前とは変わっていた。
ベッドとソファとテーブルしか
置いてなくて。
テーブルの上には、
私の大嫌いな深紅のバラが飾ってあった。
・
紫耀｢じゃあさ...｣
そう言い終わる前に私が声をだす。
ちゃんと断らないと。
｢あの！...｣
優しい笑顔を浮かべる紫耀さん。
｢私...結婚...しない...です。｣
優しい笑顔も一瞬のうちに、
消えてしまった。
それでも私は続ける。
もう、誰からも縛られないで
生きていくんだ。
｢私、紫耀さんと結婚しないです。｣
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作者名：ひよん | 作成日時：2018年11月1日 16時
