あ、うん ページ36
『んー、距離取られると勝てる気しないなぁ。』
「はぁ、よく言うな先程から掠りもしていないじゃないか…」
今、私は準々決勝を行っている。
早いって？そのへんはまぁ、察してくれない？
取り敢えずは常闇くんと戦ってるんだけどこれがまた手強いんだよね。
常闇くんとダークシャドウの距離の保ち方が上手すぎて下手に近寄るとこっちが危ない。そのうえ私は至近距離戦を得意としてる訳で……まるで試合が進まない！！
という訳で戦い方を変えてみようと思う。
『ミッドナイト先生。道具の使用は禁止なんですよね。』
「えぇ。申請のない道具使用は禁止だけどどうかしたのかしら。」
『なら、この場にある物を武器にするのは有りですか？』
そう言うとハッとした顔をした常闇くんは焦ったように私への攻撃を再開した。
ダークシャドウから繰り出される攻撃を避けながらミッドナイト先生の返答を待つ。
「それは禁止されてないわ。コース内から出ないのであれば何でもアリと言ったでしょ？」
『やった。これで少しはまともに戦える。』
脚力強化エンチャントを施しコンクリートで作られたステージにかかと落としを決めると簡単にコンクリートは砕け散った。
コンクリートの破片を拾い上げ硬度を上げ常闇くんに思いきり投げつけた。
だがその攻撃もダークシャドウによって塞がれた。
「それで終わりか…阿久…根…っ！！」
ダークシャドウで攻撃を防ぐことは分かってた。だから、攻撃を防いだ瞬間に常闇くんの懐に入り込むことにした。
そう言って常闇くんの腹を思いきり殴る。
すると常闇くんの体はステージに転がりながらステージの外へと飛んでいった。
「阿久根Aさん！準決勝進出！」
その言葉と共にステージに歓声が響き渡る。
常闇くんを見てみるとロボットのような物に運ばれて居た。
『…やり過ぎちゃったかな……』
グシャりと前髪をかき分けステージから逃げ出すように走った。
ステージから少し離れた廊下でハァとため息をついた。
次は…準決勝か……ヤダなぁ
ドンドン力加減が出来なくなってきてる。
前にもこんな事があった気がする。
でも思い出せない胸がザワザワする。
さっきもそうだった。みんなを見てると自分がどうしようもなく惨めになる。
壁にもたれかかり座り込んだ。
腕をギュッと強く握り誰もいない廊下の中呟いた。
『やっぱり…ヒーローになんてなれないよ…』
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クラン(プロフ) - 白銀さん» 間違い指摘ありがとうございます！！いやぁ！ゴメン峰田！！ (2017年5月28日 23時) (
レス) id: d269d7152d (このIDを非表示/違反報告)
白銀(プロフ) - 峯田でわなくて峰田だと思います (2017年5月28日 23時) (レス) id: b8c3e97509 (このIDを非表示/違反報告)
白銀(プロフ) - 相澤先生一択！！もう、ね、うん。先々週のジャンプでの相澤先生に惚れた(もとから好きなキャラだったけど) (2017年5月28日 22時) (レス) id: b8c3e97509 (このIDを非表示/違反報告)
赫夜 - 紅蘭さんお久しぶりです赫夜デス！！夕方までのお仕事ご苦労様デス！！先程こちらがわの仕上がった内容を読ませて頂いたところ体育祭は何とも賑やかでド派手に盛り上がってるそうですが果たして主人公ちゃんはどんな活躍を見せてくれるのか次回が楽しみです( ☆∀☆) (2017年5月21日 15時) (レス) id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
はっし- - とても面白かったです。夢主さんはもちろん好きですが、お兄さんたちと話をしている部分も大好きです。応援しています。更新頑張ってください、そして今後の作品なども楽しみにしています。 (2017年5月7日 10時) (レス) id: 789bdf4173 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅蘭 | 作成日時：2017年3月30日 17時
