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玄関ホールについて焦った



ポケットに入れていたはずの鍵が
どのポケットに入っていない…







玲「だる…」


コンシェルジュになんとか言って入れてもらえねぇかな





このあと撮影あるし
手間かけたくないんだよな











玲「あ…」









コンシェルジュに会うにもオートロックの中には入らなきゃ行けねぇんだった




玲「…」

完全に終わった…







仕方ないから龍友くんの家行ってシャワーと服借りるか
一番服のサイズ近そうだからな







諦めてタクシーを拾うために
マンションから出て道路の方に向かう








あーついてねぇ…










「あの…」





後ろから声がしたので振り返ってみると
エレベーターで一緒になった女が立っていた









「もしかして鍵落としてないですか?」

玲「え?」

「これ…」





そう言って彼女はポケットからキーホルダーのついた鍵を差し出してきた









玲「…いや…、これ俺のじゃないっす」

「あ、違うの!このキーホルダーは私がつけたの」

玲「え、…なんで?」







明らかに成人男性が鍵につけるには厳しいテディーベアのキーホルダー
なぜ、チョイス…





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作者名:wooka | 作成日時:2022年8月19日 1時

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