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「そういえば髪の毛切った？」
聞いた途端､ハーマイオニーは感動したように口元を抑えた
「Aにそんなこと初めて聞かれたわ!!」
ハーマイオニーは頬を赤らめるとはにかみながら髪を撫でた
「動物の変化にすぐ気づけないと学者なんてなれないからね」
「喜んだ私が間違ってた」
数秒間を置いてからハーマイオニーがまた口を開いた
「学者？Aって学者になりたいの？」
「あー…3年生の選択科目決める時､マクゴナガル先生が『将来も考えて決めなさい』って言ってたから」
店員がもってきた紅茶に口をつけ「あちっ」と呟くとAは紅茶を飲む手をおいた
「先生は私には学者が向いてるって」
「それお祖父さんが学者だったからでしょう？」
「だろうね､でも私もそう思うよ。今の私にできることって言ったら通行人の靴磨きか､動物学者だろうから」
Aはまた熱い紅茶に挑戦したが､舌を少しつけるとまた紅茶をおいた
「ハーマイオニーは選択科目なにとったの？」
「もちろん5科目全部よ」
Aは眉を釣り上げると口をあんぐりあけた
「流石なのかクレイジーなのか」
「失礼ね!!そういうAはなに取ったの？」
「魔法生物学と占い学､あと古代ルーン文字学」
「魔法生物学は納得だわ。でも古代ルーン文字学と占い学は意外。特に占い学…」
Aは冷めきった紅茶に口をつけるとやっと1口飲んだ
「古代ルーン文字は魔法動物に結構関連があるんだよ､知ってた？」
「知らないわ」ハーマイオニーが素っ気なく言った
「占い学なんてとるつもりなかったけどハリーとロンがうけるって言うから一応…あんなの生きていくのに必要ないよ」
「まあ､ご最もね」
Aはエッフェル塔を見上げると紅茶を飲み干した
「ていうか､この紅茶熱くない？」
「Aが猫舌なだけよ」
「アフターヌーンティーは済んだわね､それでAは何が欲しい？」
ハーマイオニーはキャラメル色の瞳をきゅるんと輝かせた
「そんな買ってもらうなんて申し訳ないです…」
「改まらないでよ!!私たちの仲でしょ？」
ハーマイオニーはAの手をとるとパリの街を歩き始めた
「じゃあ───本屋さんに行こうよ」
Aがそう言うとハーマイオニーは足をぴたりと止め拗ねた顔でこちらを向いた
「私が本が好きだから気遣ってるのね」
「バレたか」
「Aの誕生日プレゼントよ？なんでもいいから言ってみて？」
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リリシア(プロフ) - こんばんは！！ 原作を読んでいるかのような気分になります！ドラコとハリーの口調や雰囲気がとても好みです。主人公の性格も好みで、ストーリに入りやすいです。何回も１から読んでます！ 可能でしたら、ヴォル様にも愛されるストーリになって欲しいです(笑) (4月29日 21時) (
レス) id: 86ce522d20 (このIDを非表示/違反報告)
遊子(プロフ) - ぴじゃもぐさん» ぴじゃもぐさん何回かコメントしてくれますよね！ありがとうございます！！ (4月14日 21時) (レス) id: a7351aa008 (このIDを非表示/違反報告)
遊子(プロフ) - なななさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (4月14日 21時) (レス) id: a7351aa008 (このIDを非表示/違反報告)
遊子(プロフ) - りかこさん» はじめまして！愛読ありがとうございます！ (4月14日 21時) (レス) id: a7351aa008 (このIDを非表示/違反報告)
遊子(プロフ) - 紫季さん» ありがとうございます！わざわざ最初から…！長くなりそう(笑) (4月14日 21時) (レス) id: a7351aa008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遊子 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b2feacb2cf1/
作成日時：2023年10月7日 0時
