・ ページ5
───────
─────
ハリー・ポッターはいろいろな意味で､きわめて普通ではない男の子だった。
そんなハリーでも､同じホグワーツに通う女の子にきわめて普通の恋心を抱いている
その女の子がA・スキャマンダーである
ハリーはベッドの隙間に手を突っ込むと1枚の写真を取った
そこには帰省の時にホグワーツの駅で撮ったであろう笑顔でお互いを抱き合っているAとハーマイオニーが写っていた
Aの事が好きと分かっている親友のハーマイオニーがツーショットを1枚送ってきてくれたのだ
ハリーがAを見つめると､写真の中のAはハリーに手を振った
ハリーにとってこの夏休みで変わったことは､思春期の訪れと共に､Aを完全に友達として見れなくなっているところだ
そして､日を増すごとにAへの想いが高まっている
毎日写真を見ては顔が紅潮し､胸が締め付けられる
そんなことを思うと共に､毎日自分と同じ気持ちの憎い存在のことを思い出す
同じ学年でスリザリンのドラコ・マルフォイも同じくAに恋心を抱いていた
それにハリーよりも積極的でAに髪飾りを送るわ､すぐ距離を詰めるわでハリーはいつも気が気ではない
今年だって何をするか分からない…マルフォイとAが付き合ったりでもしたら────
思わず首ををぶんぶんと横に振った。Aはマルフォイのことを友達としか見ていない。まぁ僕もだけど…
ハリーは写真を眺めると小さくAの写真にキスをした
数秒間を置いて､とたんに恥ずかしくなったハリーは写真を机の上におき､ベッドの上に突っ伏した。自分は何をしてるんだろう…
これ以上ライバルが増えたら困る…もし僕よりも優れた人がAのことを好きになったら勝ち目がない
「早く会いたい」
ハリーは窓を眺めると静かにそう呟いた
────
───
──
ホテルのディナーの席で父さんが口を開いた
「A､ロルフ!!アーサーがでかしたぞ！」
父さんはそう言うと1枚の新聞を取り出した。それは今日の日刊予言者新聞だった
Aはロンの言葉を思い出すと机の上に置かれた新聞紙を覗き込んだ
「へーいいなぁ」Aが呟いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1407人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ハリーポッター」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リリシア(プロフ) - こんばんは！！ 原作を読んでいるかのような気分になります！ドラコとハリーの口調や雰囲気がとても好みです。主人公の性格も好みで、ストーリに入りやすいです。何回も１から読んでます！ 可能でしたら、ヴォル様にも愛されるストーリになって欲しいです(笑) (4月29日 21時) (
レス) id: 86ce522d20 (このIDを非表示/違反報告)
遊子(プロフ) - ぴじゃもぐさん» ぴじゃもぐさん何回かコメントしてくれますよね！ありがとうございます！！ (4月14日 21時) (レス) id: a7351aa008 (このIDを非表示/違反報告)
遊子(プロフ) - なななさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (4月14日 21時) (レス) id: a7351aa008 (このIDを非表示/違反報告)
遊子(プロフ) - りかこさん» はじめまして！愛読ありがとうございます！ (4月14日 21時) (レス) id: a7351aa008 (このIDを非表示/違反報告)
遊子(プロフ) - 紫季さん» ありがとうございます！わざわざ最初から…！長くなりそう(笑) (4月14日 21時) (レス) id: a7351aa008 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：遊子 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b2feacb2cf1/
作成日時：2023年10月7日 0時
