Episode 8 ページ10
「グレンジャーさん貴方職業は？」
「あー…っと…イギリス魔法省魔法動物規制管理部で働いてます」
苗字が隠れるように職員証を見せると2人とも驚いたようにこちらを見た
「あなた魔法省で働いてるの？」
「うん…でももうすぐ辞めるんで…辞めたら魔法動物の繁殖方法を調査するの､独自でね」
「それって何の動物？」ニュートが食いついた
「ズーウーだよ､あとはマーミッシュ語の翻訳本を出そうと思ってる…今執筆中で…」
ニュートは目を輝かせるとAの手を取った
「すごく興味深いよ…!!マーミッシュ語の翻訳本って､マーミッシュ語が話せるんだね…もっと教えてほしいんだけど、」
その時､ティナの上司がティナの名前を呼んだ
ティナは机の下に隠れたが､すぐ見つかってしまったみたいだ
「ようこそ､グレイブス長官」
上司がそう言うと､先程の重苦しい空間にいたグレイブスという男性がきた
「ご報告します。この人はスキャマンダーさん､隣の方がグレンジャーさん。この方々の魔法動物が逃げ大変な騒ぎになりました」
「私は逃がしてなんか…!!」
「でもニフラーが逃げたのでしょう？」ティナがきっぱりと言った
「見せてもらおうか」
グレイブス長官がそう言うとティナがニュートのトランクを持って机の上に置いた
ニュートとAは魔法動物が出てきませんようにと願った
───…が､出てきたのは魔法動物でもなんでもなく､甘い香りが漂う菓子パンだった
────────
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─────
「どうして彼をオブリビエイトしなかったの…糾弾されたらわたしクビよ」
街を歩きながらティナが不満げに言った
「なんでティナおばあちゃんが…」
ニュートが吹き出した。Aはしまった､と口を抑えた
「私まだおばあちゃんには見えない年齢だと思うんですけど？」
「ごめんなさい､癖で…許して」
「はぁ…セーレム救世軍に近づいちゃ行けなかったの」
ティナがそう言った時､街を歩く3人の目の前をエメラルドグリーンに輝く1匹の虫が横切った
「…今のは何？」
「…蛾じゃないかな？大きな蛾」ニュートが慌てて言った
「あれってビリーウィグだよね？」Aが小声で囁く
「うん…Aほんとうに詳しいんだね。どこで勉強したの？」
曲がり角を曲がったと同時にAが口を開いた
「えっと…独学と､後ホグワーツで」
ニュートが驚いた様子で何かを言おうとした時､煙をあげた建物の前に人が集まっているのが目に入った
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朱里(プロフ) - めちゃめちゃおもろいです！いつまでも更新を待ってます！！ (2月19日 16時) (
レス) @page11 id: 88ac2833a9 (このIDを非表示/違反報告)
pino - 面白い…！気長に更新待ってます！ (10月23日 19時) (レス) @page11 id: 5f86dc0acf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遊子 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b2feacb2cf1/
作成日時：2023年10月10日 20時
